LMのテクニカル指標、パラメータの設定、損切・利確、売買判断


2021年4月28日



LMのテクニカル指標、パラメータの設定、損切・利確、売買判断

 

「ロジックメーカーLM」とは、ロジック、ストラテジーに使用する各種指標のパラメータ、利確・損切の値幅を、総当たり方式にて最適化し、より効率的なトレードの設定を見つける為のファイルです。

このページでは、そのLMに実装されているテクニカル指標、可変パラメータの設定、損切・利確、売買判断について掲載しています。

 

 

ロジックメーカー実装のテクニカル指標。

 

現在実装されているテクニカル指標は以下の通りです。

  • 移動平均線(短期、中期、長期)
  • MACD
  • ストキャスティクス
  • RSI
  • コマ足
  • ボリンジャー
  • TRIX
  • 乖離率
  • 一目均衡表
  • 時刻指定(何時~何時という設定)

 

 

 

各種パラメータの可変設定

 

各指標のパラメータの設定は、変化域の最初の数字と最後の数字、及び、変化間隔を設定します。

 

例えば、移動平均線の場合、最初の数字を5、最後の数字を100、変化間隔を5とすると、5、10、15、・・・90、95、100と5間隔でパラメータが変化し、変化したパラメータに沿った平均線を都度計算し、その上で、その状態の成績を集計します。

移動平均線のクロスの場合は、2本の移動平均線ですので、計6つの数字を設定し、5本移動平均線と10本移動平均線での成績、5本と15本での成績、と繰り返し計算と集計を行い、95本と100本のクロスでの成績まで、約400回の計算と集計を行うことになります。

実際は、短期と中期の判断やパラメータが同値の場合の処理なども絡み、計算回数は異なりますので、上記400回は概算です。

この組み合わせの計算を手作業で行った場合を考えてください。

移動平均線をパラメータ可変で計算させることはエクセルが多少使える方ならば、難しくないかと思います。
ですが、都度その集計を行うことを考えると・・・。

当然、移動平均線のクロスのみでのロジックというのも成績は芳しくありませんので、その他の要素も考慮しなくてはなりません。

例えば、コマ足やボリンジャーの要素を追加し、それらを移動平均線の条件と共に考慮する場合は、その概算計算回数は軽く千を超えてきます。

それらをはじめの設定のみで、後は自動で計算と集計を繰り返すことが可能です。

尚、ロジックメーカーLMでは、ボリンジャーバンドでは偏差の数値も可変させることが可能です。

 

 

ロジックメーカーLMの損切り・利益確定

 

損切りや利益確定についても、指標のパラメータと同様可変域の設定が行えます。

 

利益確定ライン、損切りライン、更には売りと買いで損切りライン、利益確定ラインそれぞれを別々の数値で検証させることや、勿論売りと買いは同値を使用し、損切りラインと利益確定ラインは別々に検証させるという方法も可能です。

また、損切りラインや利益確定ラインの算出には、レート幅以外にも、パーセンテージ(対仕掛値)でも算出できる様にしています。

 

損切・利確設定画面

損切・利確設定画面

 

 

クロスやラインの位置関係を用いた売買判断

ここまで解説してきた指標や損切りライン、利益確定ラインを使用し、売買を組み立てます。

売買は、ゴールデンクロスやデッドクロス、数値の大小比較、好転・暗転などをそれぞれ選択式のコードにて簡単に組むことが可能です。

例えば、移動平均線のゴールデンクロスの場合、下記の様にいくつかの数値を設定するのみで条件として組み込むことが可能です。

左の画像の様に、左辺と右辺、演算子、参照する足の位置を設定します。

参照する足の位置は、左図の参照「1」の場合は、1本前の足、参照「2」の場合は2本前の足、現在の足の場合は参照「0」となります。

 

売買条件組み立てダイアログ

売買条件組み立てダイアログ

 

演算子は、上図では「G-Cross」となっていますが、これは左辺が右辺を下から上抜けするゴールデンクロスで、逆のデッドクロス「D-Cross」や、左辺が右辺より大きい場合「Stay-Up」、左辺が右辺より小さい場合「Stay-Down」、好転「Change-Up」、暗転「Change-Down」を用意しています。

 

 

 

 


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LMのテクニカル指標、パラメータの設定、損切・利確、売買判断」への2件のフィードバック

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