やや上髭の長い十字線を形成 。日足の指標は下げ止まり、反発を示唆。
2023年1月5日<<日経平均株価日報>>
概要~5分足。前場は逆V字推移、後場は62本MA絡み。
1月5日の日経平均株価です。
寄り付きは前日比108円プラスの25825円で開始となりました。
寄り付き後から上昇を見せ、前場に25900円を突破、25947円まで上昇しています。
そこから反転して下落。始値を割り込んで前場引けとなりました。
後場からは、小幅に上下し、一時25800円を割り込むも引けでは維持しています。
終値は前日比103円プラスの25820.8円です。
寄り付きでは5分足の62本移動平均線を突破していましたが、前場後半の下落で62本線割れ。
後場からは62本線と絡んだ推移となりました。
310本線はロウソク足の上方、26000円付近を下降中で、26000円ラインに近づくとレジスタンスとして機能する可能性があります。
5分足の指標。サイコロジカルラインが反転上昇。
5分足の指標です。
サイコロジカルラインは、昨日までの下降から一転し、本日はラインを上げています。
24本線はザラ場で何度か60%を超えており、62本線も昨日の40%付近から上昇し50%を超えて引けています。
ストキャスティクスは、前場で上昇し一時90%を超えるも、後場に向けて下降し10%まで下落。
後場からは再上昇して80%で引けています。
ザラ場線は3+線が切り下げ、3+300線は下降中です。
ロウソク足も3+線の下方にあり下降トレンドを継続しています。
日足。やや上髭の長い十字線を形成。
日足は、昨日の陰線に並べて、やや上髭の長い十字線を形成しています。
髭の上端のすぐ上に26000円ラインと下降中の5日線があり、上値を抑えられている雰囲気があります。
本日の十字線は本体5円ほどの陰線で、3日連続の陰線形成で、上向きの勢いは少ない状況です。
長期では、昨日と変わらず昨年6/20や10/3の下値ラインのゾーンにあり、ボックス相場の下値に至っています。
ここでの反発は、ボックス相場が継続ならば十分に考えられます。
ただ、起点となる長い下髭や大陰線などが見当たらない為、判断しずらい状態です。
下値は25500円。上値は26000円といったところですが、上値は5日線が抵抗線と機能するかどうかも注視を要します。
日足の指標。ストキャス反転、一目基準・転換線下げ止まる。
日足の指標です。
まず、サイコロジカルラインは40%付近で横ばい推移となっています。
15本線が40%を割り込んでおり、やや低域での横ばいが続いています。
ストキャスティクスは、%Dが20%を下回ったところで反転しています。
まだS%Dとのゴールデンクロスには至っていませんが、反発のサインとなりました。
ボリンジャーバンドは-σ3ライン付近を推移しています。
ライン自体は下降していますので、-σ3ラインからはやや乖離を広げています。
一目均衡表は基準線と転換線の下降が止まり、昨日から横ばいでの推移となりました。
日足の指標は下げ止まり、反発を示唆
日足の指標からは、サイコロジカルラインのやや下がりすぎ、ストキャスの低域での反転、ぼりんじゃラインの-σ3ラインとの絡み、一目均衡表の基準線・転換線の下げ止まりと、反転上昇の兆しが見られます。
上述の通り22年4月以降続いているボックス相場の下端付近を推移していますし、反発の場所としては条件がそろっています。
半面、ここを割れると大きく下げる可能性があり、やはり目先で提示した5日線との絡みが重要になってきそうです。
尚、この日報で使用しているザラ場線について、その計算式やチャート、判断方法などの記事をアップしています。
「ザラ場線の計算式とチャート。トレンドとその転換の把握に有効。」