三空踏み上げ寄り付き売。下髭長目の陰線形成小幅推移。
2023年1月12日<<日経平均株価日報>>
概要~5分足。ギャップアップ寄り付き、三空後の売がシナリオ。
1月12日の日経平均株価は、昨日終値よりギャップアップしての寄り付きとなりました。
前日比78.94円プラスの26362.21円で始まり、その直後に高値を付け下落しています。
日足では昨日までに二空を作っており、本日が三空目踏み上げの寄り付きです。
三空は、三空踏み上げ寄り付き売がセオリーですが、その通りの下降となりました。
下落は、前場の早いうちに26400円を下値として下げ止まっています。
その後は大きく上げることもなく、26400~26470付近の小さな値幅で推移しました。
前場は5分足62本移動平均線を上下する展開、後場は同線を下値にしています。
終値は前日比3.82円プラスの26449.82円です。
移動平均線自体は62本線は横ばいからやや上昇と言ったところです。
62本線は1/5の反転上昇から上昇を続けてきて、最初の横ばい部分となりました。
310本線は反転から3営業日目で上昇を継続しています。
5分足の指標。ザラ場線トレンド転換。
5分足の指標です。サイコロジカルラインは昨日の下降から反転上昇しています。
一時24本線が60%を超えていますが、引けでは50%前後で推移しています。
ストキャスティクスは、20%からゴールデンクロスを示し、一時90%まで上昇。
引けは高域から下降中の40%前後です。
ザラ場線は3+線が切上げています。
昨日の3+300線とのゴールデンクロスから乖離を広げており、3+300線も上向きに好転。
指標はトレンド転換を示しました。
日足。下髭陰線形成。三空踏み上げ売も小幅下落。
日足は昨日の足の上方に下髭の長い陰線を形成しました。
上述の通り、寄り付きではギャップアップでしたので、三空を作った後寄り付き売の足となっています。
ロウソク足では、寄り付き売の下落で陰線を引き、日足のギャップは埋めています。
寄り付き売の足になるも、昨日のロウソク足本体よりも上の水準をキープしています。
大きな下落とはならず、下髭を伸ばした足を形成。
上昇の勢いは減退していますが、下向きの方向性を見出せるほどの足にはなりませんでした。
移動平均線は5日線が上昇中。
足のすぐ上に20日線が迫っており、抵抗線としての存在感を出しています。
シナリオとしてはいくつか考えられますが、まずは、このまま20日線に抑えられ、5日線の上昇と下支えを待つ形です。
次に、20日線は突破するも、直ぐに反落して下降、5日線は20日線を超えられないパターンです。
もちろん、このまま目先の12/27高値や20日線を突破して50日線に向かうパターンも考えられます。
あとは、今週作ってきたギャップを埋めに向かう形でしょうか。
日足の指標。
次に、日足の指標です。
まず、サイコロジカルラインは15本線は続伸しています。
60%付近まで上昇しており、昨年9月以降では最高値を付けています。
続いて、ストキャスティクスは低域のゴールデンクロスから上昇中の局面です。
%Dは40%まで続伸しています。
次に、ボリンジャーバンドは-σ2ラインから-σ1ラインに向かっています。
最後に、一目均衡表は、転換線を突破し基準線や雲に向かう場面です。
転換線が横ばいからさらに下落しているのが気になります。
尚、この日報で使用しているザラ場線について、その計算式やチャート、判断方法などの記事をアップしています。
「ザラ場線の計算式とチャート。トレンドとその転換の把握に有効。」