27500円ラインが重く、停滞。11/24、12/01、12/14の抵抗線あり。
2023年02月02日<<日経平均株価日報>>
概要~5分足。上下100円を行ったり来たり。
2023年2月2日の日経平均株価です。
寄り付きは前日比106.79円プラスの27453.67円で寄り付きました。
昨日、27350円付近まで下げていたことを考えると、回復しての寄り付きです。
ただ、寄り付き直後は下落し、一時37350円を割り込んでいます。
安値を付けた後は、再度27450円を回復しますが、上放れはありませんでした。
前場は37400円付近で引け、後場は27350円にタッチしたのち、緩やかに上昇。
結局、前日比55円プラスの27402.05円で引けています。
上下100円の値幅での限定的な推移に終始ししています。
5分足の移動平均線もロウソク足と交錯しています。
引けでは、27400円付近に12本、62本、310本の移動平均線が集まっている状況です。
5分足の指標。ザラ場線は乖離減少。
続いて、5分足の指標についてです。
まず、サイコロジカルラインです。
サイコロジカルラインは、24本線が一時60%を超えて推移しています。
後場の上昇で、やや過熱感が出ています。
次に、ストキャスティクスは、前場後半からラインを下げています。
その後、大引けにかけて上昇し、70%付近で引けています。
最後に、ザラ場線ですが、こちらは3+線は切り上げです。
3+300線も上昇を継続していますが、3+300線と3+線の乖離が減少し接近しています。
クロスとなれば、トレンドの転換に向かいますので、反発を期待したいところです。
ただ、どうにも27500円ラインが重い様に感じます。
日足。小陰線形成。昨日陰線のはらみ線。
日足です。
日足は、昨日の陰線にはらむ形で、本体もヒゲも短い陰線を形成しました。
値の範囲としては、1/26の陰線の安値~高値の範囲での推移が続いています。
27500円ラインが重く、中々突破する事ができません。
ただし、突破できないものの抑えられての反落も見せず、エネルギーが溜まっているように見受けられます。
何かのきっかけで動く時は大きく動くと予想されます。
ロウソク足は、本日の足は本体を5日線の上に載せており、下支えを貰っています。
50日線と20日線は下方にあり、20日線は上昇中です。
直近の推移のシナリオとしては、このまま27500円を突破する形が一つあります。
それから、50日線付近まで一度下落して反発するとカップ&ハンドルの形が造られますので、上値突破から上昇を見込めます。
27500円を突破できず、11/24、12/01、12/14の高値を結んだレジスタンスラインに抑えられて、このまま反落のシナリオも考えられます。
その場合、27000円付近、26500円付近にそれぞれ窓があるため、その窓埋めが反発復調の目安でしょうか。
日足の指標。ストキャス反発上昇。
次に、日足の指標についてです。
まず、サイコロジカルラインは、15日線が高域で横ばい推移です。
過熱感のある状況が続いており、崩れてもおかしくない状況を示しています。
次に、ストキャスティクスです。
ストキャスは%DがS%Dで反発続伸です。
ただし、80%を超えてきましたので、下降への警戒感が出てきます。
続いて、ボリンジャーバンドは、中央線である50日線からやや乖離しています。
50日線が下降中ですので、レートは横ばい推移でも、+σ1ラインが近づいています。
最後に、一目均衡表についてです。
転換線が続伸。下から雲を差す動きです。
また、基準線は小さく反転しています。
さらに、遅行線はロウソク足より上にあるため、三役は揃っています。
ただし、遅行線が雲の中で、ロウソク足も雲から上放れせずの状況ですので、微妙な上向き示唆となっています。
尚、この日報で使用しているザラ場線について、その計算式やチャート、判断方法などの記事をアップしています。
「ザラ場線の計算式とチャート。トレンドとその転換の把握に有効。」