目先の28500円突破し、ほぼ十字線の陰線形成。28500円を維持が目安か。
2023年03月09日<<日経平均株価日報>>
概要~5分足。ギャップアップで寄るも下降傾向。
2023年3月9日の日経平均株価です。
寄り付きは、前日比203.92円高い28648.11円。
目先の高値であった28500円を軽く超えてくる展開です。
寄り付き後は、28700円を突破する勢いもありましたが、そこで頭打ち反落です。
前場の中盤以降は28600円を挟んで推移しています。
後場からも大きな流れは変わらず、28600円を挟んで展開しました。
後場後半からは、上昇してきた5分足62本移動平均線の下支えがあり、少し値を戻して引けています。
引け値は前日比178.96円高い28623.15円です。
寄り付きから28500円を超えたまま、割ることなく推移しています。
5分足の移動平均線も、上述の通り62本線のサポートを受けています。
また、310本線もロウソク足より下の水準で上昇推移を続けている状況で、流れとしては上向きです。
5分足の指標。ザラ場線はトレンド継続を示す。
続いて5分足の指標についてです。
まず、サイコロジカルラインは下記の通り推移しています。
次に、ストキャスティクスです。
寄り付きから下降し、後場後半で反転からゴールデンクロスを見せました。
最後に、ザラ場線です。
こちらは3+線は切上げ、3+300線も上昇を継続しトレンド維持を示しています。
日足。十字線形成で反落示唆か。
次に、日足についてです。
日足は、昨日の陽線からギャップアップし、ほぼ十字線の陰線を形成しました。
4連続陽線から、上昇しての十字線で、高値圏での出現は反落を示唆しています。
下方に埋めていないギャップもありますし、目先の高値である28500円を超えたところでの十字線の形成のため、反落に警戒が必要です。
ただ、超えた28500円ラインが長期ボックス相場の上端ラインのため、サポートとしても一定の堅さが期待できます。
目安としては、昨日から空けたギャップ埋め後に28500円を維持できるかどうかでしょうか。
そのまま先週金曜日~今週月曜のギャップを埋めに向かう様だと、ボックス相場の上端から反落のシナリオが強そうです。
移動平均線は下から50日線、20日線、5日線、ロウソク足と並んでおり、すべてが上昇中のため、強い上昇トレンドと示しています。
ただし、上述の通り十字線からの反落が警戒されますので、5日線のサポートが得られるか、割れるかにも注目といったところです。
日足の指標。ボリンジャー+σ2突破。
日足の指標です。
まず、サイコロジカルラインは15日線も45日線も上昇しています。
15日線は60%を超えてきました。
次に、ストキャスティクスについて。
こちらも上昇し%Dは80%付近を推移しています。
続いて、ボリンジャーバンドです。
ロウソク足の十字線が+σ2を突破しています。
最後に、一目均衡表は三役揃っての上昇ですが、雲の捻じれが近づいています。
尚、この日報で使用しているザラ場線について、その計算式やチャート、判断方法などの記事をアップしています。
「ザラ場線の計算式とチャート。トレンドとその転換の把握に有効。」