9月22日|終値最高値で陽線も上髭伸ばす──平均足陽転継続とMAは順列で引け・200%到達の可否が次の分岐か。


2025年9月22日

9月22日の日経平均は45,493.66円で大引け(終値最高値更新)。

始値45,193.77円から高値45,757.74円まで上伸したが、引けにかけて上髭を残した陽線で着地した。

日足平均足は始45,085→終45,409の陽転継続。

週足平均足(進行週)も始44,221→終45,409の陽線で、短中期トレンドはいずれも上方向を指している。

 

テクニカル概況(平均足×フィボナッチ×移動平均)

移動平均線:

5日=45,107円、20日=43,546円、60日=41,795円で5>20>60のパーフェクトオーダーが続く。

角度も上向きでモメンタムは良好。

 

グランビルの視点:

上向きの5日線が下値のガイド。

短期の押しが入っても5日線~161.8%(45,137円)の帯で反発できるなら、上昇波動は生きている。

終値で161.8%割れなら、150%(44,896円)までのスピード調整を許容。

 

フィボナッチ拡張(直近スイング:高43,876/安41,835):

150%=44,896円/161.8%=45,137円/176.4%=45,435円/200%=45,917円。

本日は176.4%を明確に上回って引け(終値45,494円)、ザラ場は200%=45,917円まであと約160円に迫る局面があった。

上髭は出たが、161.8%・176.4%をともに上で維持しており、トレンド判定は強気キープだ。

 

デイリー・ウィークリーの着眼点

日足(平均足):

実体陽線+上髭。

買い優勢だが、高値圏の利食いも同時進行。

明日以降、45,435(176.4%)の上で噛み合い続けられるかが直近の見どころ。

週足(平均足):

進行週で陽転継続。

今週どこまで上値を伸ばせるかは200%(45,917円)の攻略が鍵。

達成→保ち合い入りか、未達→176.4%~161.8%への呼吸入れか、の二択になりやすい。

 

シナリオ別の価格レンジ戦略

上値追い継続:

45,435円(176.4%)を終値で維持できれば、再び45,917円(200%)試し。

達成後は上髭連発や平均足陰転を利確サインとして機能させる。

スピード調整:

利食いで45,137円(161.8%)~5日線へ接近。

ここでの反発強度(出来高増・下髭強)は押し目確認ポイント。

転換警戒:

終値で150%(44,896円)割れかつ平均足陰転なら、短期の過熱修正へ。

次は20日線(43,5万円台)の攻防を意識。

 

ファンダメンタルの現在地(要点)

金利環境:

海外金利はピークアウト感が台頭、金融環境は徐々に緩む方向。

株式のリスク許容度は高まりやすい。

為替:

円安水準は輸出採算に追い風。

一方で内需・コストセンシティブには選別が進む。

国内物価・政策:

物価の粘着性をにらみつつ、急激な政策変更は想定しづらい環境。

イベント通過ごとの言質に短期需給が反応しやすい。

 

業種別の現況と見通し

半導体・AI関連:

金利頭打ち観測で再評価継続。

指数が176.4%上を保つ限りモメンタム維持。

200%前後は利確圧の出やすいエリアで個別は逆行高の強弱を選別。

輸出(自動車・機械):

円安と世界需要の底堅さで基調堅調。

指数の押しは161.8%帯が守られるかを確認しながら「押し目拾い」。

銀行:

国内長短金利のトーン次第で強弱が分かれるが、基調は底堅い。

指数の一服時に5日線近辺で分散拾い。

内需(小売・サービス):

コスト圧力と賃上げの綱引き。

指数が200%接近→達成後のもみ合いではディフェンシブの相対強度に目配り。

 

まとめ

テクニカルは日週の平均足が陽転、5>20>60の強気配置で、拡張176.4%上で引けと条件良好。

上髭は出たが、終値最高値更新が示す地合いの強さは明確だ。

基本戦略は176.4%上維持=順張り継続、割れた場合は161.8%~5日線で押し目の質を吟味。

中期の上昇シナリオは20日線上をキープする限り不変である。

 

 

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