1.自動売買システムの処理と考え方
FX自動売買システム作成に必要なスキル、知識など
次に自動売買システムに必要な知識ですが、自動売買システムを構築するためには先に説明したような処理が必要となるため、難しいプログラミング言語の知識が必要と思われるかもしれません。しかし、実際に構築する際は既存の各種アプリケーションやソフトを使用することで、最低限必要な知識というと、それほど難しいものではありません。
売買エンジンでの判断をスムーズに行うために、売買法を計算式に現すことが必要となりますが、売買エンジンがテクニカル分析を基にしている場合は、数字での処理が可能となりますので、売買法を数式化することはそれほど難しいことではないかと思います。
次の章の“自動売買システムとそれに必要なツールの一例”で解説しますが、使用するツールによっては、単純なマクロを作る知識があれば自動売買システムを構築することが可能です。
プログラミング、売買判断など、FX自動売買システム構築に必要な知識・技術
現に、私は完全自動売買システムを構築し、実際にそれを用いて運用しました。
プログラミングの技術が皆無というわけではありませんが、高校や大学でそれに関しての技術を学んだと言うわけではなく、ほぼ独学です。この程度の知識の域に達することは、まじめに勉強をすれば数週間で可能だと思います。
また、現在各種プログラミング言語や、単純なマクロ、VBについてもネットで検索すればいくつものサイトを見つけることができます。私もそのようなサイトを元にシステムの構築を行ってきました。
システム上で各種処理を行うための知識以外の、そのほかの知識といえば、当然売買の判断の部分となります。
どのような指標を使用するか、またその指標がどうなったときに売買の判断とするか、の知識です。テクニカル分析の場合は、売買エンジンで使用するテクニカル指標が、どのように算出されるかの知識が必要となります。たとえば、単純移動平均線の計算方法などです。
これらの知識については、このレポートをお読みのほとんどの方がお持ちだと思いますし、もしご存知ない場合もネットで簡単に検索することが出来ます。(当然、それらのサイトでは計算式を用いて解説してあることがほとんどです)
因みに、テクニカル指標の計算式やVBAコードに関しては、当サイトでも掲載しています。
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