自動売買システムの条件設定の詳細、売買条件の組み立て
旧サイトにて、有料で公開していた「自動売買システムUG Plus」のブログ化、売買条件設定のページです。
公開していた自動売買システムは、エクセル上で稼働するファイルで、プログラミングのコードの入力などは不要にて、自動売買や各種指標の計算、損切や条件設定を実現していました。
その売買システムの売買条件設定について記載しています。
自動売買システムUGPlusの旧サイトページのブログ化コンテンツの一部です。
ブログ化コンテンツの全体は目次のページをご参照ください。
個別条件、中条件、大条件など、売買条件と戦略の詳細
では、さらに詳しい条件設定の部分を見てみましょう。
条件は一つ一つの個別条件として、テクニカル指標のゴールデンクロス、デッドクロスなどを設定し、それら個別条件を組み合わせて、最大で4つの中条件を作成することが出来、それらを大条件として売買のロジックを構成します。
この際中条件は、それを構成する個別条件がすべて満たされないと条件クリアとならず、中条件同士はそのいずれかが満たされれば条件クリアとなり売買を行います。
つまり、大条件=OR(中条件)、中条件=AND(個別条件)となります。
それに損切りを加え、それらで売買を管轄する戦略を組み立てることとなります。(下図)
さて、ここまで書いてくると、難しいと思われるかも知れませんが、先述の通り売買ロジックを組み立てるためにコードの記述等は一切不要です。
すべてをインターフェイスにて統括していますので、次はそれについてお話します。
下図が個別条件を設定するインターフェイス部分となります。
まず、個別の条件設定として、条件の種別を設定します。条件の種別は全部で5種。それに、5種それぞれのNOT条件があります。
- ある指標がある指標より上にあるか下にあるか、上昇・下降を継続しているなどの「ステイ」
- 指標と指標の交わりを設定する「クロス」
- 指標の好転、暗転を判断する「チェンジ」
- それにロウソク足の形を判断してそれを条件に組み込む「ロウソク」
- 時間を指定してその時間帯のみの売買を行うための条件である「タイム」
これら5種それぞれに、設定した条件を「満たさない場合」に条件クリアとなる「NOT」の設定が可能です。
それらを設定後、各項目に指標の名前や数値を設定して行きます。
上の図では、移動平均線の短期線と中期線のゴールデンクロスで条件クリアとなります。
設定方法については、マニュアルの方に記載していますので、単純なものから複雑な条件まで組み立てることが簡単に出来ます。
また、個別の条件では「参照位置」を設定することも可能で、そちらを設定していただくと、例えば「過去30本以内に移動平均線のゴールデンクロスが発生したら」という条件や、直前の高値と現在の高値、もしくは2本前の高値と直前の高値を比べることなども容易に可能です。
また、右上の画像の中に「取引01」と記入されている部分がありますが、そちらは条件の判断を行う取引を表しています。
こちらを使用すると、例えば取引01に5分足、取引02に30分足を設定しておき、取引01(5分足)の売買条件に取引02(30分足)のデータを使用することも可能です
具体的には、例えば「30分足上でストキャスティクスが20%以下の時に、5分足の移動平均線がゴールデンクロスを出したら」という別時間足を使用した条件も設定可能です。
- コードの記述は不要でインターフェイスにて視覚的に売買条件を設定できる
- 条件の種類に5種類あり、クロスや値の比較、好転・暗転、ロウソク足の形、時間までもを条件に組み込める
- 「参照位置」によって過去の区間、もしくは過去のデータを比較したり、クロスの出現があったかどうかを条件に組み込める
- 5分足上で30分足のデータを使用するなど、条件を設定する時間足とは別の時間足のデータも参照できる(別時間足の設定が必要)
- 設定した条件を“満たさない”場合に条件クリアとなるNOT条件の設定も可能
- 買と売の条件をまったく逆(設定した買い条件で売り仕掛け、売り条件で買い仕掛けを行う)の設定もボタンひとつ
これらの個別の条件を右図条件設定画面の上部にて、中条件に仕上げていきます。これも、ただ設定した個別の条件に対応する条件番号にて、チェックボックスにチェックを入れていくだけです。
これだけで、中条件の中身はANDで結ばれ、それぞれの中条件はORで結ばれることになります。(中条件の最大設定数は8つ)
個別条件は最大で24個の設定が可能ですが、個別の条件は中条件内で重複することも可能で、より複雑な条件を簡単に設定することが出来ます。
次の項はテクニカル指標についてです。
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