上髭の長い陰線コマ形成。50日線との攻防
2022年09月06日＜＜日経平均株価日報＞＞
概要。30.54円上げ寄り付き、行って来い。
前日終値より30.54円の微増で寄り付いた本日。
寄り付き直後、100円近い下落を見せます。
下落の後は、一気に250円値を上げて、10時には本日高値の27813.78円を記録しました。
前日比200円弱の値を付けるものの、前場のうちに再度200円下落して、始値付近で推移しました。
後場は前日終値を挟む上下で、6.9円高い27626.51円で引けています。
5分足。Max線を切り上げも310本線で反落。
5分足は、前場の上昇でMax線(150本)を切り上げる展開をみせました。
220906_5分足(Ma,MinMax)(5日)
ただ、切り上げた直後に移動平均線の310本に触れ、反落を見せています。
310本移動平均線の重さを確認する展開となりました。
下値は寄り付き直後に27550付近まで下落しているものの、その後は27600円を底としての推移です。
現在、本日前場に抵抗線として機能した5分足310本移動平均線が下降して来ており、レートまで100円程度上にあります。
このラインとの今後の絡みがどうなるかというところです。
310本線を超えると、Max線(150本)の本格的な切り上げがあるかもしれません。
5分足のその他の指標
サイコロジカルラインは、前場の上昇後の下降でぐっと値を下げており、24本線は一時33%まで下降しました。
その後は値を戻してからの上下で推移しています。
62本線は緩やかな下降となり、終値ではいずれの線も50%前後です。
220906_5分足(サイコロジカルライン)(5日)
ストキャスティクスは、前場前半の上昇で%Dを90%まで上昇、その後の下降で、今度は10%まで値を下げる激しい展開となりました。
後場の横ばい推移では、徐々に上昇させ終値では50%を少し超えたところまで戻しています。
220906_5分足(ストキャスティクス)(5日)
ザラ場線は、3+線を切り下げて始まりました。
その後、ロウソク足が3+線に触れるまで上昇、一時突破も見せましたが、押し戻されています。
また、3+300線は下降を継続中です。
220906_5分足(ザラ場線)(5日)
日足。上髭長い陰線コマを形成。下髭は50日線、上髭は5日線に伸ばす。
日足は、昨日のロウソク足からやや上げて陰線で上髭の長いこまを形成しています。
上髭の長さを見ると、下値への圧力が強く、下降傾向と言わざるを得ません。
上髭は5日線の上まで伸ばして、戻ってきいますので、下降傾向を補強する絡みとなっています。
220906_日足(Ma,MinMax)(20日)
ただ、本体の下値はギリギリ50日線を保っている状況で、下髭を50日線の下に伸ばしての形成となりました。
下髭を50日線以下に伸ばした上で、50日線より上に本体を置いたロウソク足となったので、上髭を度外視すれば、50日線をキープとなります。
ただし、ヒゲの長さは単純に上髭が長いため、上値圧力の方が下支えよりも大きいと感じます。
20日線は下降を継続、このまま推移すると明日、明後日には5日線と50日線のデッドクロスが発生します。
220906_日足(Ma,MinMax)(150日)
サイコロジカル、ストキャス、ボリンジャー
サイコロジカルラインは15日線は反発しました。
1月後半と同水準まで値を下げていましたが、20%を目前に値を上げています。
45日線も同様に反発し、60%弱となりました。
220906_日足(サイコロジカルライン)(150日)
続いて、ストキャスティクスは、%DもS%Dも下降を継続。
%Dの先端が少しだけ傾きを和らげた感はあります。
こちらは過去150本で最低の水準まで下降しており、%Dは20%まで落ちています。
220906_日足(ストキャスティクス)(150日)
最後に、ボリンジャーバンドは中央線である50本移動平均線を絡めた推移です。
220906_日足(ボリンジャー)(150日)
下値への圧力が大きいか。
ロウソク足としては、下値への圧力が大きく、50日線割れが濃厚だと考えています。
50日線での反発は本日伸ばした上髭のみという可能性も出てきました。
また、5分足の310本線も重いと感じます。