27500円、50日線割り込む。陰線コマ足を形成。
2022年12月19日<<日経平均株価日報>>
概要~5分足。ギャップダウンで寄り付き。5分足62本線がレジスタンス。
12月19日の日経平均株価は、寄り付きからギャップダウンで開始となりました。
先週金曜日より247.2円安い27279.92円で、27500円を割り込んでの寄り付きです。
寄り付き後は前場のうちに一時27200円を割り込みますが、過ぎに戻し以降は27200円を下値として推移しています。
上値は最大でも27350円付近と限定的です。
後場は、大きな上下はなく横ばい推移に終始しました。
終値は前日比-289円の27237.64円です。
先週金曜日の終値付近で近づいていた5分足62本移動平均線に抑えられてのギャップダウンの形となっています。
本日終値も62本MAに触れていますので、再度ギャップダウンの可能性を否定できません。
5分足の指標。ストキャスは上昇。ザラ場線はデッドクロス。
5分足の指標でうす。
まずサイコロジカルラインは少し値を上げてきています。
62本線も50%まで値を戻してきました。
ストキャスティクスは前場からラインを上げています。
何度かクロスを見せるものの中域まで上昇し、引けでは%Dが60%付近を推移しています。
ザラ場線は、3+線が切り下げ。
3+線と3+300線のデッドクロスも発生し3+300線の傾きがほぼ水平になっています。
明日にもトレンド転換となりそうなラインです。
日足。上下ヒゲのある陰線を形成。低域コマ足で反転か?
日足は先週金曜日の陰線から下放れして、上下ヒゲのある陰線を形成しました。
下髭は27200円ラインを抜けていますが、本体は27200円ラインより上に置いています。
ここを低域だと仮定すると、低域でのコマ足の出現は反転サインとなります。
短期では先週後半から下げた低域の場所ですが、中期~長期では1ヵ月上昇してきた場所から崩れたところですので、まだまだ高域と言える場所です。
50日線を割り込んでおり、5日線は先週木曜日の20日線タッチから反転し続落しています。
いっきに50日線を割り込んで下降していますので、目先は27000円がある程度の堅さがありそうです。
日足の指標。一目雲の捻じれまで下落。
日足の指標です。
サイコロジカルラインは横ばい推移です。
ストキャスティクスは先週金曜日の反転からデッドクロスに至っています。
ボリンジャーバンドは中央線の50日線を割り込み、一気に-σ1に近づいています。
一目均衡表は基準線も暗転しました。
遅行スパンも雲に突入し、ロウソク足は雲の捻じれに突っ込んでいます。
先日来掲載している雲の捻じれでの大きな動きとなりました。
尚、この日報で使用しているザラ場線について、その計算式やチャート、判断方法などの記事をアップしています。
「ザラ場線の計算式とチャート。トレンドとその転換の把握に有効。」