自動売買システムの売買条件に任意の計算を加える「任意計算機能」


2021年4月7日



 

自動売買システムの売買条件に任意の計算を加える「任意計算機能」

 

旧サイトにて、有料で公開していた「自動売買システムUG Plus」のブログ化、任意計算機能についてのページです。

公開していた自動売買システムは、エクセル上で稼働するファイルで、組み込まれていた機能についてです。

前項に掲載した売買条件に使用するテクニカル指標に加え、任意の計算式や計算値を組み込み可能な任意計算機能について掲載しています。

 

 

自動売買システムUGPlusの旧サイトページのブログ化コンテンツの一部です。

ブログ化コンテンツの全体は目次のページをご参照ください。

 

 

任意計算機能

 

任意計算機能とはユーザー独自の計算値を計算したり、ユーザー独自の条件分岐により計算を行ったりする機能です。

それらの計算値は売買条件に組み込むことも可能ですので、独自の計算式をお持ちの方にも十分対応できるかと思います。

計算は、プルダウンメニューや組み込み関数を使用して視覚的に行います。

左辺に使用する数値、右辺に使用する数値、その間の計算(関数や四則計算)を指定し、値を算出、算出された値を売買条件に使用する事が可能です。

 

任意計算機能には、大きく分けて4つの種類があります。

1. 単純に計算のみ(四則計算)を行う機能

2. その単純計算に条件分岐を加え条件を満たした場合の計算、満たさなかった場合の計算を行う機能

3. 単純計算ではなく、関数を使用して平均や合計、最大値最小値を計算する機能

4. されにそれら関数計算に条件分岐を行い条件を満たした場合の計算と満たさなかった場合の計算を行う機能

 

四則計算は乗除加減(+、-、×、÷)の4つですが、関数に関しては、下記表の通り各種の計算が可能となっています。

 

任意計算に使用できる関数一覧

  • Sum —合計値の計算を行います。指標や数値と区間を設定し区間内の全数値の合計値を計算します。
  • Average —平均値の計算を行います。指標や数値と区間を設定し区間内の平均値を計算します。
  • Max —最大値の計算を行います。指標や数値と区間を設定し区間内の最大値を計算します。
  • Min —最小値の計算を行います。指標や数値と区間を設定し区間内の最小値を計算します。
  • Abs —絶対値を計算します。指標や数値と参照位置を指定し、その値の絶対値を返します。
  • Num —数値をそのまま入力します。任意の数字、若しくは指定した指標や数値の指定し参照位置の数値を入力します。
  • StDevP —標準偏差を計算します。指標や数値の設定区間の標準偏差値を計算します。
  • LN —自然対数値を計算します。指標や数値と参照位置を設定し、その値の自然対数を返します。
  • Root —平方根を計算します。指標や数値と参照位置を設定し、その値の平方根値を返します。
  • Ema —指数平滑平均を計算します。指標や数値と区間を設定し区間の指数平滑平均を計算します。
  • Wma —加重平均を計算します。指標や数値と区間を設定し区間の加重平均を計算します。
  • Trail Up —指定した指標、数値が上昇したときのみ上昇するラインを計算します。
  • Trail Down —指定した指標、数値が下降したときのみ下降するラインを計算します。

 

 

任意計算設定画面

任意計算設定画面

 

 

計算には、各種テクニカル指標やデータが使用できますので、高値と安値の中間値といった単純なものから、高値の移動平均、安値の移動平均、されには過去数本の最大値や最小値、ストキャスティクスの過去一定期間の最大値や最小値までも計算できます。

また、任意計算によって計算された値を任意計算で使用することも出来ますので、殆どの計算には対応可能です。(任意計算は最大24個設定可能)

 

 

 

 


次の項は損切・通常手仕舞いについてです。

自動売買システムUGの概要と目次(旧サイトブログ化)

サイトコンテンツ「自動売買システムを作ってみよう!」


 

 

 

自動売買システムの売買条件に任意の計算を加える「任意計算機能」」への1件のフィードバック

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