自動売買システムの損切の種別と設定、条件による手仕舞い


2021年4月7日



 

自動売買システムの損切の種別と設定、条件による手仕舞い

 

旧サイトにて、有料で公開していた「自動売買システムUG Plus」のブログ化、損切の種別と設定、条件による手仕舞いについてです。

公開していた自動売買システムは、エクセル上で稼働するファイルで、仕掛け条件と同じような条件設定による手仕舞いの他、数種の損切機能がありました。

保有しているポジションの損切や通常の手仕舞について掲載してます。

 

 

自動売買システムUGPlusの旧サイトページのブログ化コンテンツの一部です。

ブログ化コンテンツの全体は目次のページをご参照ください。

 

 

売買条件により手仕舞い

 

「移動平均線のゴールデンクロスで仕掛ける」という仕掛け条件と同様に、「移動平均線のデッドクロスで手仕舞い」という手仕舞い条件が設定できます。

仕掛け条件と同じインターフェイスを用い、左辺、右辺、等号不等号などを使用して、ステイ・クロス・チェンジ・ロウソク・タイム条件による手仕舞いが可能です。

 

手仕舞い条件設定画面

手仕舞い条件設定画面

 

 

損切機能

 

どんなに優れたロジックでも、損切りは不可欠。また、それも含めてロジックですので、UGにも損切り機能が完備されています。

損切り方法は以下の5種。初期値や追跡幅などを設定することで、任意の損切りラインを描画し、そのラインを基に損切りを行ないます。

  • 単純に買値・売値から一定幅マイナス方向へ動いたら損切りとする「単純損切り」(下チャートピンク線)
  • 仕掛けからプラス方向へ動いたらその分損切りラインも移動させる(マイナス方向には移動せず)「随時追尾型」(下チャート水色線)
  • 随時追尾型の追尾を随時ではなく、一定間隔毎に繰り上げていく「一定幅追尾型」(下チャートオレンジ線)
  • 仕掛けからプラス方向への値幅によって損切り幅が減少する「曲線追尾型」(下チャート黄色線)
  • 仕掛けから利益方向に損指定数値幅分動いたら、損切り幅を詰め利益確定を優先させる「繰上損切り型」(下チャート緑線)

 

損切種別

損切種別

 

※上のチャートはわかりやすくするため相場が上昇を継続した場合の動きです。

通常上昇・下降を行いますが相場がポジションに対してマイナス方向へ動いた場合には損切りラインは移動しません。(例えば買ポジションの場合、損切りラインが下降することはありません)

 

 

損切→ドテンの機能

また、損切りを行なった場合にこれまで持っていたポジションと反対方向への仕掛けを行なうドテン機能を実装。

ドテンを行なった場合のみに作動する手仕舞い条件の設定も可能です。

例えば、買いで持っていたポジションが、反対方向に相場が動いたために損切りに掛かり損切りが実行された場合、ドテンをONにしていると手仕舞い後反対方向の売り方向へのポジションを作ることが出来ます。

このドテンで作成されたポジションはドテンの際のみに適用される手仕舞い条件にて手仕舞いすることも可能です。(ドテン時の手仕舞い条件を作成しない場合は通常の手仕舞い条件にて手仕舞いされます。)

各種テクニカル指標、時間、ろうそく足の形、任意計算値、損切りによって多彩な設定が可能
 
 時間の条件によって、「仕掛けから1時間後の始値での強制決済」などの条件設定
 
指標を使用した「○○が上昇中&○○と○○がゴールデンクロス」という条件設定
 
ロウソク足の形を使用した「直前が大陰線、その前が大陽線」といった条件設定
  
任意計算を使用すると、ストキャスティクスのMACD化、カギ足のボリンジャーバンド化なども可能
 
手仕舞いの条件と損切りの条件を併用でき、「買値」や「売値」を使用することで、利益確定(limit)と損切り(stop)を同時に設定可能
ポジションのクローズに関しては上記のような設定が可能です。

重ねて、任意計算と売買条件を組み合わせ、MACDのクロスで仕掛けMACDをトレールし、MACDのトレールラインを下回ったら手仕舞いという、指標をトレールした条件設定も可能となっています。

 

 

 

 


次の項はその他の機能についてです。

自動売買システムUGの概要と目次(旧サイトブログ化)

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