ロウソク足を学ぶ (チャート力向上講座日足スイング編)


2021年3月8日



 

ロウソク足を学ぶ (チャート力向上講座日足スイング編)

 

最初にロウソク足についてです。

ロウソク足とは、一定時間の区切りの中での、最初の値(始値)、期間内の最高値(高値)、期間内の最低値(安値)、期間の最後の値(終値)をプロットし、それらを結んで一つの形としたものです。区切りをつける一定期間によって、分足、日足、週足、月足などがあります。

詳細は、おそらく殆どの方がご存知だと思いますし、「ロウソク足とは」とネットで検索をかけていただければ各種サイトにて説明がありますので、そちらをご参照ください。

 

 

ロウソク足の「高値圏」・「安値圏」

 

ここでは、これから学ぶロウソク足の組み合わせの前提として、「高値圏」「安値圏」について簡単に説明したいと思います。

まず、「高値圏」はその意味の通り、相場の高い位置、逆に「安値圏」とは相場の低い位置を指します。

当然、過去との比較での高低ですので、見る期間により変わってきますが、日足ならば下落時か上昇時か、また下落時の場合は、どの辺りから下落してきているか、上昇時ならどの辺りから上昇してきているかを見ることで高値圏か安値圏かを見ることが可能です。

 

チャート力向上講座 ロウソク足 図1

図1

たとえば、上図を見るとチャートの右端は左端から上昇しており、相対的には、高値圏となります。

 

但し、下のチャートでは左端の17480から見ると下落している状態ですので、下のチャートでは安値圏と判断されます。

チャート力向上講座 ロウソク足 図2

図2

 

 

お気づきかと思いますが、図1のチャートは図2のチャートの右端部分を拡大したもので、どちらも同じ相場の同じ時期を見ています。

 

このように、過去からの比較、見ている期間によって、高値圏や安値圏かわ変わってきます。

通常のチャートソフトで日足を見ると、3~5ヶ月程度は一画面で確認することが出来るかと思います。

その範囲で高値圏か安値圏かを判断することになりますが、取引スタンスにもより、数ヶ月を見るか、数年を見るか、数日にとどめるかが変わってきます。

 

参考としては、月単位での取引(保有期間が月単位)のような場合には数年から数十年分の過去の相場から判断し、数日の場合は、数ヶ月分の過去のチャートから判断すれば良いかと思います。

 

次の講座では、ロウソク足1本の形から、そのロウソク足がどのような意味ととれるかについて解説しています。

 

 


次の講座:1本のロウソク足を理解する

チャート力向上講座目次


 

 

 

ロウソク足を学ぶ (チャート力向上講座日足スイング編)」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 【チャート力向上講座】 相場で生き抜く技術、テクニックを磨く | IBI-Square

コメントは停止中です。