5分足は62本MA割れ、日足の5本線まで戻すも、下髭反発か?
2022年8月18日<<日経平均株価日報>>
窓を開けて下落して寄り付き、前場上昇、後場横ばい
寄り付きから5分足62本移動平均線を割り込んで始まりました。
前日比250円ほど下がって窓を開けています。
前場に最安値を付け、やや上昇。後場は横ばい推移です。
始値は前日比265.37円安い28957.40円。
安値は9:35分の28846.52円、11:15分付近の28999.64円、終値は前日より280円下げた28942.14円でした。
5分足は、移動平均線下抜け、暗転
5分足では、62本の移動平均線を下回り、移動平均線も暗転しています。
310本線(赤線)まであと100円と迫っており、このラインを抜ければ下降トレンドへの転換が視野に入ります。
ただ、同線での反発も十分に考えられるため、トレンドの転換は310本線との交錯を待っての判断になります。
サイコロジカルラインは50%のレベルまで下落しており、落ち着いた推移を見せています。
上昇、下降とも判断できる水準ですが、これまでの推移から、サイコロジカルラインは緩やかな下降に入っている段階ではないでしょうか。
ストキャスティクス(24-12-12)は本日ザラ場中に20%以下まで一度下がって、後場に向かって上昇しています。
後場に%Dは80%を超えて、下落の後、引けの段階では40%前後で推移しています。
やや長期の25日分のザラ場推移をみると、ザラ場MA(3+)ラインにロウソク足の推移が触れています。
触れていますが、下抜けは発生していないので、横ばい推移を示唆する指標となっています。
このまま横ばい推移が数日続き、3+300ライン(オレンジの線)と交錯の後、反発の可能性も十分に考えられます。
直近では、8/2付近、8/10付近で、3+300ラインからの大きな反発を見せていますので、今後に期待が持てる推移です。
日足。5日線に下髭を延ばす。
次に日足です。
日足では、下髭の長い十字線を形成しました。
昨日の陽線の下端付近での推移となり、5日線に下髭の先端を伸ばし、本体は5日線より上に置いていますので、5日線での反発を示唆するロウソク足となりました。
ただ、単純に反発するのではなく、前日の陽線や、全汁までの連続の陽線での上昇を見ると、本日から上げ三法で、数日小さな推移の上、昨日の陽線の高値を抜けて行くシナリオも考えられます。
サイコロジカルラインは60%付近で横ばい推移となっています。
45本線は長らく60%付近を、15本のサイコロジカルラインは、徐々にレートを下げていますので、過熱感は若干下がり気味という事でしょうか。
ストキャスティクスは%Dが80%を超え、直近の高値を更新しています。
80%を超えている状況で、3月頭や6月初旬の様な直近の推移を見ても、そろそろ崩れると考えられます。
こちらはサイコロジカルラインと異なる少々加熱気味と判断できる推移です。
ボリンジャーバンドは50本の+σ2ラインに触れており、反落を示唆する水準で推移しました。
ただ、既に+σ2ラインに触れて4日目で、本日の推移が初めての反落の気配を見せるものとなっています。
21年9月付近の+σ3ラインまで一気に上昇した過去の例もあるため、軽々に反落の判断は難しいかと思います。