5分足長期移動平均線下抜け、日足では2日連続陰線。
2022年8月19日<<日経平均株価日報>>
陰線形成。上髭。
前日比153円プラスで寄り付き、直ぐに高値を付けて下落を続けた一日でした。
前場に5分足310本移動平均線に近づいたところで一度下げ止まっていますが、上がりきれずにそのまま310本線と交錯、下回って引けを迎えました。
寄り付き直後に高値を付けて、終日右下がりに推移、後場は下落の速度を弱めているものの、全体的に力のないザラ場でした。
終値は、前日比42円安の28930.33円で推移しています。
5分足は62本移動平均下抜け
5分足で見ると、前場のうちに62本移動平均線を下抜け、310本移動平均線とは上述の通りの推移です。
高値線(150本)は横ばい、安値線(150本)はほぼ横ばい推移で、310本移動平均線が安値線を上抜けしています。
高値線、安値線のいずれにも触れない推移で、310本移動平均線での反発というシナリオもないわけではありませんが、勢いはない様に感じます。
サイコロジカルラインでは、24本線も62本線も下落基調のままで、反転のを示唆する状況にはありません。
いずれのラインも50%を下回り、過熱感こそないものの、こちらも勢いは感じられません。
ストキャスティクスは、%D、S%Dいずれも20%前後で推移。
18日の寄り付きから下落してきた指標で、低い水準にあります。
ゴールデンクロス直前で、20%以下でのクロスとなりますので、ストキャスだけが上昇を示唆できる指標となっています。
ザラ場線は、3+線とロウソク足が交錯後、下抜けています。
通常の移動平均線と同じ様に、サポートとして作用していたラインを下抜けると、レジスタンスに変わるため、こちらも今後の下落を暗示するラインとなりました。
5分足を長期で見ると、下記推移となっています。
日足では、5日線を下抜けか!?
日足では、17日の陽線よりは短いものの、本体の長い陰線を形成しています。
下値では5日移動平均線を下回っており、このまま下抜けの可能性が大きい推移となりました。
ただし、5日移動平均線も20日移動平均線も上昇トレンド真っ只中ですので、日足上では下落の値幅も限定的ではないでしょうか。
サイコロジカルラインは、陰線の2日連続でレートを落とし、45本線は62%、15本線は53%まで値を落としています。
ストキャスティクスは、80%付近で推移しています。
6月後半から緩やかに上昇してきたストキャスティクスも、ここにきて一番高い水準まで登ってきました。
80%を超えて高い水準に張り付く、と言いたいところですが、そもそものパラメータが張り付くような設定ではありません。
ここまで登ってききてしまうと、%DとS%Dのデッドクロスからの下降へ向かう動きが懸念されるところです。
月別移動平均を見ると、3Month線はココにきて横ばい推移です。
7月後半に+300線を上抜けして+300線も反転を見せていますが、一度調整があるように感じられます。
ボリンジャーラインは+σ2ラインに触れた直後で、+σ2ライン直下に陰線を形成。
陰線の上髭がラインに触れるなど、ここでの反落を示唆する内容となりました。
ボリンジャーバンドだけを見ると、一気に中央線(50本の移動平均線)付近までの下落もあり得る推移を見せています。