5日線下抜け、5分足は310本線では反発できず。
2022年8月22日＜＜日経平均株価日報＞＞
2022年8月22日 日経平均株価概要
前日比276円安で窓を開けて寄り付き。
寄り付き後は、前場に上昇、後場に横ばいで推移しました。
前場は、寄り付き5分で本日の安値を付け、前場のうちに200円の上昇を見せています。
後場からは、下落してきた5分足62本線との交錯もあり横ばい推移となりました。
前日比135円安の28794.50円で引けを迎えています。
5分足は、62本線と310本線のデッドクロス
5分足をもう少し詳しく見てみると、寄り付きでのギャップを伴う下落で62本線と310本線のデッドクロスが発生しています。
220822_5分足(Ma,MinMax)(5日)
長期線を下回った後、レジスタンスとなった310本線へ向かう動きで前場は上昇となりました。
後場に、下降してきた62本線と交錯し、勢いのある上抜けは見せられておらず、行って来いの回復ではないようです。
310本ラインが明日以降下降してきますので、レジスタンスラインとして機能するものと思われます。
サイコロジカルラインは、前場から上昇に転じ、4日振りに転換となりました。
直近の高値域である70%付近にサイコロジカルライン(24本)が来ており、後場の横ばいで62本線とのデッドクロスも発生していますので、加熱感が警戒されるところです。
220822_5分足(サイコロジカルライン)(5日)
ストキャスティクスは前場に20%以下でのゴールデンクロスが発生しました。
前場の上昇で一揆に80%を超えてデッドクロス、現在は50%前後での推移となっています。
220822_5分足(ストキャスティクス)(5日)
ザラ場線を見ると、8月1日付近からの上昇があり、3+線(青線)と3+300線(オレンジ線)との乖離を広げてきました。
ここにきて、一気に両ラインの幅を狭め、ロウソク足と3+300線との交錯する一日となりました。
このままロウソク足が3+300線を下抜けしてしまう動きの方が強い様に感じます。
220822_5分足(ザラ場線)(5日)
ザラ場線のチャートをさらに長期で見ると、7月下旬に3+線と交錯、3+300線との乖離が小さくなり、ロウソク足と3+300線の交錯が発生しています。
220822_5分足(ザラ場線)(30日)
ただし、7月下旬の場面は、レートが横ばい推移で上昇してきた3+300線とのクロスとなっています。
今回は、3+線との交錯から一気に、レートそのものが下落して3+300線との交錯となっているため、より強い下落兆候と考えています。
3+300線との交錯を数日に抑えて、反発に移行してくれるともう一段上が期待できますが、このまま3+線もデッドクロスの可能性が大きい様に感じます。
5日線を下抜け陽線。5日線も既に暗転
続いて日足です。
日足で見ると、5日線を下回って、陽線を形成しています。
昨日のロウソク足からギャップを伴う足となりました。
220822_日足(Ma,MinMax)(50日)
既に5日線も暗転していますので、シンプルに20本線まで下落するものと考えられます。
7月13日の陽線から、8月10日の陰線安値を通るサポートラインも、ほぼ20本MAに重なるラインとなるため、サポートされるにも、20日線付近までの下落を折り込む必要があるでしょう。
サイコロジカルラインは15本線も45本線も60%を下回り下降傾向を継続しています。
過熱感は後退していますので、もう一段上への気体も高まるところですが、「今から上昇」という勢いは指標にはありません。
220822_日足(サイコロジカルライン)(50日)
ストキャスティクスは80%付近でデッドクロス直前と推移しました。
220822_日足(ストキャスティクス)(50日)
最後にボリンジャーバンドは、+σ2ラインから下放れしました。
+σラインに到達すると、そこで反落・反発する、セオリー通りの動きとなっています。
220822_日足(ボリンジャー)(50日)