日足陰線下髭で毛抜き足? 50日線のサポート力は!?
2022年09月02日<<日経平均株価日報>>
概要。微増寄り付き、微減で引け。
昨日の陰線から、微増して寄り付き。
寄り付き直後から下落する展開でした。
下落後は27600円を下値として横ばい推移を見せています。
何度が27600円を割る場面があったものの、下抜けはせずにそのまま引けとなりました。
終値は10.63円下がって27650.84円です。
5分足。62本線と交錯。横ばい推移。
5分足は、寄り付きこそ62本移動平均線を突破したものの、その後は62本線と交錯する展開。
終日、62本線を行き来する推移となりました。
上述の通り下値を27600円としています。
310本移動平均線が下落を続けており、目先の上値はこのラインと仮定できます。
丁度、水曜~木曜に空けたギャップの下限付近に310本線が位置していますので、レジスタンスとしても一定の信頼度があると考えられます。
サイコロジカルラインやストキャスティクスは以下の通り推移しました。
ストキャスティクスは、木曜日の終値付近で60%まで上昇していましたが、金曜日の寄り付き後の下落で下降に転じました。
一時%Dが20%を割り込んだものの、後場の上下で80%まで再上昇を見せるなど、落ち着かない展開となっています。
ザラ場線は3+線を切り下げ、下降トレンドを継続しています。
レートが横ばい推移を見せても、ザラ場線の下落によって乖離が小さくなり、上値のプレッシャーが強くなっています。
3+線に押さえつけられてのギャップダウンしての寄り付きに警戒しが必要です。
日足は、木曜日の足に並べて陰線を形成しました。
木曜日、金曜日の二つの陰線は、いずれも下髭を伸ばした陰線で、毛抜き足に近い形となりました。
毛抜き足であれば反転し上昇への入り口となりますが、ダマシも多いサインですので、飛びつきには要注意です。
50日線が直下にあり、節目の27500円もあるという場面ですので、反発があってもおかしくない状況です。
長期で見ると、過去150本程度には現在値に近いポイントは、直近の7月後半の踊り場下値といったところです。
50日線のサポートの強さに期待したいところですが、5日線の下落の勢いも大きいのが気にかかります。
ここで一度小さく反発し、下降してきた20日線に抑えられて上がりきれず、50日線割れというシナリオもありそうです。
サイコロジカルラインは、15本線がさらに値を下げ30%目前となりました。
過去150本では最低ラインの水準です。
サイコロジカルラインは上がりすぎや下がりすぎを見る指標ですので、チャートからは一気に下がりすぎた感が否めません。
ストキャスティクスも過去150本で最低水準まで%Dの値を下げています。
ただし、こちらは下値を更新する勢いがありますので、月曜日に大幅上昇でもない限り、%Dは20%まで落ちるのではないでしょうか。
ボリンジャーバンドは、上記移動平均線と同じく50本ラインを直下に置いています。
上述の通り、50日線で小さく反発し5日線と絡む。下降してきた20日線に抑えられて、下値へ向かうといったところでしょうか。
7月後半の上昇トレンドないの踊り場と同じレンジにいますので、他に材料がなければ、テクニカル的にはこの区間でもたつく可能性は大きいと考えられます。