大幅下落陰線形成。50日線で耐えるか? 2022年9月14日


2022年9月14日



大幅下落陰線形成。50日線で耐えるか?

2022年09月14日<<日経平均株価日報>>

 

 

概要。481円安で寄り付き、引けは796円下落。

寄り付きから大幅下落と開始となりました。

その後、すぐにさらに300円ほど下落しています。

前場は27800円付近を底に反転し、28000円を回復する場面も見せました。

後場は再度27800円まで下落、後場の戻りはほとんどなく引けを迎えています。

220914_5分足(Ma,MinMax)(2日)

220914_5分足(Ma,MinMax)(2日)

 

 

5分足はMAデッドクロス2回発生。ザラ場3+300線下抜け。

5分足では、移動平均線310本線付近まで値を下げて寄り付いています。

上述の通り、最初の足のうちに27856円まで300円弱の下落をみせました。

前場のうちに12本移動平均線と310本線のデッドクロスが発生しています。

前場は一度28000円まで上昇したものの、そこを天井に、反落しています。

後場からは再度27800円付近まで下降。

前場の安値を割ることは無かったものの、反発はほとんどなく27800円ちょっとで終了しています。

後場には310本移動平均線と62本移動平均線とのデッドクロスも発生しています。

220914_5分足(Ma,MinMax)(5日)

220914_5分足(Ma,MinMax)(5日)

 

5分足その他の指標

サイコロジカルライン、ストやキャスティクスは以下の通り推移しています。

220914_5分足(サイコロジカルライン)(5日)

220914_5分足(サイコロジカルライン)(5日)

 

ストキャスティクスでは、寄り付きからの下落と上昇、後場の下落でザラ場中に10%~70%行き来する展開も見せ、ダブルボトムの様なラインを形成しました。

220914_5分足(ストキャスティクス)(5日)

220914_5分足(ストキャスティクス)(5日)

 

ザラ場線は、寄り付きから3+線を下抜けしました。

その勢いのまま3+300線も突破、前場で一時的に値を戻すも、後場から再度3+300線を下抜けしています。

3+線は切り上げていますし、3+300線も依然として上昇していますが、切り下げや、暗転が心配なところです。

220914_5分足(ザラ場線)(20日)

220914_5分足(ザラ場線)(20日)

 

 

日足。20日線割れ、陰線形成

日足では、20日線を割って長目の陰線を形成しています。

このタイミングで、50日線で反発していた5日線と、下降してきた20日線のゴールデンクロスが発生しています。

220914_日足(Ma,MinMax)(15日)

220914_日足(Ma,MinMax)(15日)

 

直近の状態を見ると、二つのシナリオを考えられます。

一つは、8月29日に20日線を割り、下降トレンドに突入、一時的な戻りが昨日で完了というシナリオ。

この場合は、このまま50日線を割って下落を継続です。

もう一つは、50日線が上昇中のことから、上昇トレンドは継続中。9月7日を押し目として、20日線突破による戻りというシナリオです。

こちらの場合は、50日線で再度反発し、昨日の値も突破に向かうと考えられます。

現在、安値を50日線に合わせていますので、ここで耐えられるかどうかがネックです。

220914_日足(Ma,MinMax)(150日)

220914_日足(Ma,MinMax)(150日)

 

 

日足の指標

指標では、サイコロジカルライン15日線が上げ止まり、昨日から横ばい推移となりました。

45日線はやや下降傾向でいずれも55%前後で推移しています。

220914_日足(サイコロジカルライン)(150日)

220914_日足(サイコロジカルライン)(150日)

ストキャスティクスは、%Dが昨日と同値を示し、横ばい推移となりました。

それ以前は、上昇中で推移、S%Dも上昇中です。

220914_日足(ストキャスティクス)(150日)

 

ボリンジャーバンドは、昨日、一昨日の+σ1に触れた後の、本日の下落です。

中央線である50日線まで値を戻しています。

+σ1に触れた後の下降ですので、勢いとスピードは大きいものの、セオリー通りの推移となりました。

220914_日足(ボリンジャー)(150日)

220914_日足(ボリンジャー)(150日)

 

今回の下降の起因は、アメリカの8月CPI(消費者物価指数)が予想を上回ったことに依ります。

米利上げ加速への警戒感によるもので、経済指標発表のインパクトの大きさから来た展開です。

移動平均線等は、上手い具合に50日線絡みですが、テクニカル的には難しい展開となっています。

 

 

カテゴリー:N225日報へ