下髭の長い陰線を形成 。ヒゲ突端は27400円と50日線。
2022年12月08日<<日経平均株価日報>>
概要~5分足。前場下落、後場に向け上昇も上がりきれずか?
12月8日の日経平均株価は前日比64マイナスの27622.3円で始まりました。
寄り付き直後から下降して27600円、27500円を割り込みます。
前場は結局27400円付近まで下降して下げ止まっています。
後場は、27500円を回復して寄り付きます。
その後、上昇を見せるも下降してきた5分足62本MAに引っ張られてやや値を落とす場面もありました。
62本MAを上抜けするも勢いは見られず、引けに向かって少し値を上げて引けています。
前日比-111.97円の27574.43円が終値です。
5分足の移動平均線は、62本線、310本線が下降中です。
5分足の指標。サイコロジカルライン、ストキャスは上昇。
5分足の指標です。
サイコロジカルラインは24本線が昨日下降し前場前半はその流れを汲んでいます。
その後、ロウソク足の下げ止まりよりも早く反転し上昇。
後場は横ばいの時間がありますが引けでは70%まで上げています。
ストキャスティクスは前場は下降し%Dは0%近くまで下落しました。
その後は前場は緩やかに上向きへ、後場からは一気に90%まで駆け上っています。
引けでは高域から下落して70%付近での推移です。
ザラ場線は、3+線が切り下げ。3+300線も下降中とトレンドは下向きのままです。
ロウソク足と3+線の乖離も広げており、続落を思わせる推移となりました。
日足。下髭の長い陰線を形成。ヒゲ突端は27400円と50日線。
日足は昨日の足より下げて下髭の長い陰線を形成しました。
下髭の下端は27400円ライン、50日線に合わせており、ここから反発があっても不思議でない足となりました。
中期で見ると10月初めからの上昇トレンドから外れて、最初の50日線との絡みです。
想定していた目先の下落ラインまで落ちて来て、反発を示唆する足も出ていますので、期待が持てそうです。
ここで反発すると昨日提示した逆三尊型に向かい上値の28500円ライン突破も視野に入ってきます。
そこまで上がらずとも、28000ラインまで戻したいところですが、そこに達する前に20日線との攻防が待っています。
逆三尊形成で28500ラインを突破すると、8/17の高値に挑戦です。
目先では、50日線をしっかり維持できるかどうかに注目です。
日足の指標。
日足の指標です。
サイコロジカルラインは45本線は横ばい推移、15本線はやや下降して40%付近ですが、横ばい推移帯の中に納まっていますので、大きな動きではありません。
ストキャスティクスは続落です。%Dが40%まで下げてきました。
ボリンジャーバンドは中央線である50日線にロウソク足の下髭を合わせています。
ここで反発し再度+σ1への期待が持てます。
一目均衡表は、雲の上端でロウソク足の下端を合わせています。
雲でバウンドして上方向に期待が持てますが、遅行スパンがロウソク足に向かっているのが気になります。
また、来週には雲の捻じれ部分にかかりますので、そこでの値動きにも注意を要します。
尚、この日報で使用しているザラ場線について、その計算式やチャート、判断方法などの記事をアップしています。
「ザラ場線の計算式とチャート。トレンドとその転換の把握に有効。」