27900円回復。長目の陽線を形成 。目先は20日線か?
2022年12月09日<<日経平均株価日報>>
概要~5分足。寄り付きから反発。27900まで一気に回復。
12月09日の日経平均株価は、寄り付きこそ+59円での寄り付きでしたが、その直後から上昇を見せています。
寄り付き後10時までに27900円まで一気に上り、反発を見せています。
前場は多少調整が入りましたが27900円台半ばまで値を付けています。
後場からは推移も緩やかになり小幅な上下をみせました。
引けは、前日比326.58円高い27901.01円です。
5分足の移動平均線は62本線がV字回復で310本線を上抜きゴールデンクロスを見せました。
引け付近でその62本線を振れており、ここでの再反発も期待できます。
5分足の指標。ザラ場線3+線は切り下げも上昇。
5分足の指標です。
まず、サイコロジカルラインは概ね横ばい推移で、60%~70%を上下しています。
ストキャスティクスは前場に90%超の高域に到達。
後場からは値動きが落ち着いたためラインを下げて、引けでは50%~60%を推移しています。
ザラ場線は3+線は切り下げ開始ですが、前場の上昇でラインを上げています。
3+300線との乖離を縮めており、ゴールデンクロスが近づいています。
ロウソク足は3+300線を突破していますが、3+300線自体はまだ下降中です。
日足。長目の陽線形成。5日線を跨ぐも20日線突破ならず。
日足は昨日の下髭陰線から上げて、5日線を跨いだ陽線を形成しました。
昨日の下髭陰線が下髭突端を50日線に合わせての形成でしたが、予想とおりの反発となっています。
上値は短い上髭を伸ばしており、すぐ上に28000円ラインと20日移動平均線が位置しています。
出来れば、このラインも一気に跨いでおきたかったのですが、今後目先の上値としてどの程度の重さになるか心配なところです。
昨日掲載した、50日線で反発し上昇、20日線で頭打ち再下落、50日線下抜けというシナリオがまだ生きている状態ですので、油断出来ません。
上値方向では、このまま20日線突破、直近高値突破で逆三尊を形成というシナリオがあります。
いずれにせよ目先の高値である28000円ライン、20日線が突破できるかというところです。
日足の指標。一目雲で反発、遅行線はロウソク足で反発。
日足の指標です。
サイコロジカルラインは、ゆっくりと値が下がっている雰囲気があります。
ストキャスティクスは%Dが好転しています。ゴールデンクロスには至っていませんが、11月25日頃以来の上向きになりました。
ボリンジャーバンドは中央線である50日線で反発。+σ1に向かう途中です。
一目均衡表は転換線と基準線を跨ぐロウソク足となりました。
雲上端で反発しており、遅行スパンもロウソク足でバウンドしています。
遅行スパンが再度雲抜けを実現しており、三役が揃っています。
ただし、転換線は下降中で、来週には雲の捻じれ部分に掛かるため値動きに変化がありそうです。
尚、この日報で使用しているザラ場線について、その計算式やチャート、判断方法などの記事をアップしています。
「ザラ場線の計算式とチャート。トレンドとその転換の把握に有効。」