一日のうちどの時間帯で高値・安値を付ける事が多いか?
検証してみました。
使用データは日経平均株価5分足、2013年2月22日~2018年6月6日までのデータです。
9時~15時の一日の中で、その日の高値・安値を付けた時間をカウントしています。
まず、集計結果を見てみましょう。
日経平均、その日の高値・安値出現時間は?
(表1) 日経平均 高値・安値を付ける時間帯(単位=回)
高値 | 安値 | |
9:00 | 428 | 443 |
9:30 | 89 | 114 |
10:00 | 87 | 84 |
10:30 | 63 | 77 |
11:00 | 65 | 69 |
11:30 | 6 | 4 |
12:30 | 118 | 97 |
13:00 | 43 | 62 |
13:30 | 45 | 68 |
14:00 | 89 | 76 |
14:30 | 171 | 145 |
15:00 | 89 | 56 |
表中、9:00は9:00~9:29を指します。
ご覧の通り、寄り付きまたはその直後の9:00~9:29台が、その日の高値・安値を付けるのが最も多い時間帯となりました。
全体から見ると、9時~9時半の時間帯が、高値で33%、安値で34%の割合です。
それが高値となるか、安値となるかは分りませんが、約3割の確率で、寄り付きから30分がその日の最高値・最安値となります。
全体の分布は以下のグラフの通りです。
11:30は高値も安値も極小ですが、これは取引時間と集計時間によるもので、11:30はその時1回の値動きのみの集計です。
前場の終了時刻ですので、11:30につけた価格のみが高値か安値かのカウント対象となっています。
割合で言えば、1%以下です。
逆を言えば、前場の引け値が当日の高値や安値になることは、99%ないということになります。
と言うところまでで、
次回、一番高値・安値を付けるタイミングの多かった9時~9時半について。
更には、寄付きからどれくらい上下したかを見ていきます。
(外部リンク)Yahoo!ファイナンス日本株式
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