上髭ありの陰線形成。上髭上端は5日線。
2022年11月17日<<日経平均株価日報>>
概要~5分足。前日比97円マイナス。5分足MAはデッドクロス。
17日の日経平均株価は、前日比76円マイナスで始まり、97円マイナスで引けています。
寄り付き後、下降を見せるも5分足310本移動平均線や62本線に支えられ上昇。
ただし勢いはなく前日終値にも届かない推移でした。
その後再度下降。27900円に迫ります。
そこから前場の中頃では上昇して28000円を一時突破を見せるも、前引けでは27900円付近に落ちています。
後場は小さな上下でほぼ横ばい推移となりました。
前場の28000円までの上昇で、62本MAと310本MAのデッドクロスは回避したものの、後場にデッドクロスが発生しています。
前場に28000円をやや突破した以外は27900円~28000円の短いスパンでの推移に終始しました。
Min線の凸部後の上昇は実現せず明日以降に期待というところです。
5分足の指標です。
まずサイコロジカルラインはロウソク足の動きに合わせて上下しています。
短期線も40~60%での推移です。
ストキャスティクスは、全体的に50%以下での推移です。
後場開始時に%Dが10%付近まで下落したあとゴールデンクロス。
引けでは50%を超えたところにあります。
ザラ場線はロウソク足が3+線を潜り込み、3+線と3+300線の間に位置しています。
引けで3+300線とロウソク足の乖離が小さくなっていますので、ここでの反発ジャンプアップに期待したいところです。
日足。上髭ありの陰線形成。上髭上端は5日線。
日足は昨日の足の横に上髭の長い陰線を形成しています。
本体は短く、上髭の上端は5日線と一致しています。
先週金曜日の大陽線の本体の範囲に、ロウソク足本体を置いている状況が続いています。
本日の足をそのまま5日線割れとは判断しにくい足ですが、先週金曜日の本体を下抜けすると先週木~金のギャップの引力が怖いところです。
その場合は下値の目先は27500円付近と少し距離のある下落となります。
上値は5日線や28000円。先週金曜日や今週月曜日の大線の上抜けと言ったところです。
日足の指標。
サイコロジカルラインは横ばい推移です。
ラインの先がやや下がっていますが、50%付近での推移を維持しています。
ストキャスティクスは70%付近でデッドクロスとなりました。
今週は%DとS%Dの絡みのある週で反発とするか下抜けなのか判断がつきません。
ボリンジャーバンドはプラスσ1上での推移を見せています。
一目均衡表は、ロウソク足は雲の上を推移しています。
遅行線は雲の中を推移中です。
尚、この日報で使用しているザラ場線について、その計算式やチャート、判断方法などの記事をアップしています。
「ザラ場線の計算式とチャート。トレンドとその転換の把握に有効。」