下髭のある陽線を形成。ヒゲ下端は20日線。
2022年11月29日<<日経平均株価日報>>
概要~5分足。前場早々に下値を付け反発も伸びきれず。
29日日経平均株価は、寄り付きは前日比171円マイナスでの開始となりました。
寄り付きで28000円を割れて始まり、開始後も下降。
27900円付近で下値を付けます。
そこから反発し上昇に転じて、28000円を回復するも、伸びきれていません。
前場は28000円絡みで引け、後場もほぼ横ばい推移となりました。
後場後半では下降してきた62本移動平均線を突破していますが、横ばい推移だったレートをMAが下抜けする形での消極的クロスです。
大引けは、前日比134円マイナスの28027.87円。
何とか28000円を維持して終了しています。
5分足の指標。ザラ場線3+300線下抜け。
5分足の指標です。
サイコロジカルラインは一時40%付近まで下落するも引けは50%絡みで推移しています。
ストキャスティクスは昨日の下降での終了から20%を割るまで下降しました。
その後ゴールデンクロスから上昇、引けでは70%まで上げています。
ザラ場線は、3+線を切り下げ。ロウソク足は3+300線より下の水準で推移しています。
3+300線は上昇を継続しており、トレンドとしてはまだ上昇を示しています。
日足。下髭のある陽線を形成。ヒゲ下端は20日線に合わせる。
日足は、昨日の下髭陰線から下げて、ほぼ同じ大きさの下髭陽線を形成しています。
髭の下端は20日線に合わせており、11/10のような20日線での反発をの期待できる足となりました。
中長期的には、10月以降の上昇トレンドの中にあって、ギリギリサポートラインを維持している状況です。
本日の足は、11/15~11/21の小さな踊り場のラインにロウソク足本体を置いています。
ここを割り込んでくると、10月以降のサポートラインを割れて下値への挑戦となります。
目先では、11/10~11/11に明けているギャップ埋めで、27500円が視野に入ります。
5日線20日線は上昇中、50日線は横ばい推移です。
日足の指標。
日足の指標です。
サイコロジカルラインは横ばい推移です。
50%を挟んでの横ばい推移が2週間ほど継続しています。
ストキャスティクスは反落後、下降に向かうラインです。
本日時点で60%付近に値を置いています。
ボリンジャーバンドは、+σ1ラインを跨いで足を形成しています。
一目均衡表は転換線をロウソク足が下抜けしています。
遅行スパンも雲に再突入しており、上値への勢いは少ない様子です。
尚、この日報で使用しているザラ場線について、その計算式やチャート、判断方法などの記事をアップしています。
「ザラ場線の計算式とチャート。トレンドとその転換の把握に有効。」