後場、上昇に向かう。下髭陽線形成。
2022年11月30日<<日経平均株価日報>>
概要~5分足。ギャップダウンで始まり5分足62本MA突破。
30日の日経平均株価は、前日比-141円の27886円で寄り付きました。
昨日終値からギャップを開けて下げての寄り付きです。
寄り付き後、前場は上下あった後、最大で27800円付近まで下げています。
後場からは緩やかに上昇して、下降してきた5分足62本移動平均線を突破しています。
そのまま引けまで上昇し、引けでは27950円を超えて推移しました。
引けは前日比58円マイナスの27968.99円です。
先週木曜日に62本MAを割り込んでから、明確に突破となったのは4日振りです。
チャートの通り、ほぼ直線で下げてきた62本線を超えたところにあります。
既に310本線も暗転してはいますが、5日間の下降トレンドを抜けての上向きに期待したいところです。
5分足の指標。ザラ場線3+線切り下げ。3+300線とのデッドクロス直前。
5分足の指標です。
まず、サイコロジカルラインは24本線が引け付近で上抜けの動きをみせました。
引けでは60%付近を推移しています。
ストキャスティクスは、前場こそ低域での推移でしたが、後場に向け上昇。
ラインを一気に伸ばして90%付近で推移しています。
ザラ場線は3+線を切り下げ。
3+300線はまだ上昇中で、トレンド転換は確認できていません。
ただ、3+線と3+300線のデッドクロス直前に迫っており、明日にはデッドクロス発生か、というところです。
日足。下髭陽線形成。本体で20日線を跨ぐ。
日足は、昨日の足から少し下げて下髭のある陽線を形成しました。
昨日は下髭の先端で20日線に触れていましたが、本日は20日線をロウソク足本体で跨いでいます。
昨日の足より下げて形成していますが、下髭の陽線でここからの反発に期待できる足です。
5日移動平均線は昨日から暗転、20日線は上昇中、50日線は横ばい推移です。
10月以降の上昇トレンドのサポートラインに触れており、トレンドの値域内ギリギリに足がある状況です。
日足の指標。
日足の指標です。
まず、サイコロジカルラインは10月半ばからの横ばい推移から、15本線が下方向に抜けています。
ストキャスティクスは70%付近からデッドクロス、下降に突入したところです。
そのまま、下降を継続しており、ラインは50%近くまで下げています。
ボリンジャーバンドは+σ1ライン絡みの推移です。
一目均衡表は遅行線が雲の中に戻っています。
尚、この日報で使用しているザラ場線について、その計算式やチャート、判断方法などの記事をアップしています。
「ザラ場線の計算式とチャート。トレンドとその転換の把握に有効。」