一時28400円突破も行って来い。 上髭陰線形成。
2022年12月01日<<日経平均株価日報>>
概要~5分足。抵抗線の62本MAを突破・上放れ。
12月1日の日経平均株価は、前日比304円プラスでの開始となりました。
昨日終値から大きくギャップを開けて、5分足310本移動平均線を突破しての寄り付きです。
寄り付き後、一時は28400円を突破するところまで上昇しています。
上昇後、すぐに値を戻し、始値の値域で上下しています。
後場からはさらに値動きが穏やかになり、引けに向けてやや下降しています。
後場の早い段階で62本移動平均線310本移動平均線のゴールデンクロスも発生しており、11/25以降の62本線を抵抗線とした下降トレンドからは抜けています。
5分足の指標。ザラ場線デッドクロス発生。
5分足の指標です。
サイコロジカルラインは50%をはさんでの推移です。
ストキャスティクスは昨日の90%超から下降し、30~60%を上下していましたが、引けでは%Dが20%近くまで下降しています。
ザラ場線は3+線は切り下げ、3+300線とデッドクロスが発生しました。
3+300線は上昇を継続していますし、ロウソク足は3+線より上を回復しています。
日足。上髭陰線形成。20日線上離れ、5日線突破。
日足は昨日の下髭陽線からギャップアップして上髭の陰線を形成しています。
昨日本体で跨いでいた20日線からは上離れし、5日線も突破しています。
直近5日間の小さな下降トレンドから上抜けした形ですが、上髭の形成と、あまり上向きの足ではありません。
下げの一服で、ギャップ埋め、20日線割れの可能性があり得る形です。
長期では10月初めからのトレンドの下支えから上離れしていますが、5日線は下降中のままです。
また、6月や9月の上値の値域を突破する事は出来ていないままです。
先週木曜日に28500円まで上げるもそこから1週間下げ通し、本日も上髭を伸ばして突破失敗を示唆する足となっています。
10月初めからの中期トレンドも終わりに近いのかなという印象があります。
日足の指標。
日足の指標です。
サイコロジカルラインは15本線は下げ泊まり、反転。50%に戻る動きを見せています。
45本線は横ばい推移です。
ストキャスティクスは50%~60%の帯域を下降中です。
ボリンジャーバンドは昨日の+σ1ライン絡みから反発して推移しています。
一目均衡表は、遅行スパンが雲から抜けました。
遅行スパンのロウソク足突破地点を起点として、上下の値幅がほぼ同じ値幅で推移していますので、そろそろ崩れ始めてもおかしくな状況となっています。
尚、この日報で使用しているザラ場線について、その計算式やチャート、判断方法などの記事をアップしています。
「ザラ場線の計算式とチャート。トレンドとその転換の把握に有効。」