ギャップダウン。陰線形成20日線割れ。トレンドの終わりか?
2022年12月02日<<日経平均株価日報>>
概要~5分足。ギャップダウンで開始。27800割れ。
12月2日の日経平均株価は前日比242円マイナスで開始となりました。
寄り付きから28000を割れて始まり、28000円を回復することはありませんでした。
寄り付き後すぐに27900を割り、前場はほぼ下降。
前場で一時27700円を割れるまで下落しています。
後場からは少し値を戻すも、27800円の回復もなく引けています。
終値は前日比448円マイナスの27777.9円です。
11月24日からの下降に、昨日だけ飛びぬけただけで、下降の流れに戻っての推移となっています。
昨日ザラ場でゴールデンクロスを見せていた62本-310本移動平均線も、本日再度デッドクロスが発生しています。
5分足の指標。ザラ場切下げ、3+300線暗転
5分足の指標です。
サイコロジカルラインは後場に少し上昇を見せ、24本線が一時70%を超えています。
ストキャスティクスは、前場が低域での推移。
後場から上昇を見せて70%付近での推移です。
ザラ場線は3+線が切り下げ、3+300線とデッドクロスの発生がありました。
3+300線は暗転し、ロウソク足も3+300線の下に位置しています。
ここにきて上昇トレンドが一端終了のサインとなりました。
日足。20日線を割れて陰線形成。
日足は昨日の上髭陰線からギャップを作り20日線を跨いで陰線を形成しています。
下髭は伸ばしているものの、本体の方が長く、20日線は下抜いている状況です。
11月11日の大陽線から数日孕んだ状態が続いた踊り場の値域も抜けており、下向きの勢いが大きいようです。
10月初旬から続いていた上昇トレンドの下値ラインからも抜けているため、トレンドの終焉を感じざるを得ません。
抜けてしまったので、目先の下値は27500円が、11/10~11/11のギャップ埋めと重なり有力です。
その下は現在50日線が通っており、50日線タッチも視野に入れる必要があります。
日足の指標。一目遅行線雲再突入。
日足の指標です。
まずサイコロジカルラインは全体的にやや下降気味といったところです。
ストキャスティクスは続落し、%Dが50%付近で推移しています。
ボリンジャーバンドは本日の陰線の上端を+σ1ラインに合わせています。
一目均衡表は遅行線が雲に再突入しています。
転換線が下落を始め、こちらでもトレンドの転換の兆しが見られます。
尚、この日報で使用しているザラ場線について、その計算式やチャート、判断方法などの記事をアップしています。
「ザラ場線の計算式とチャート。トレンドとその転換の把握に有効。」