寄り付き後高値を付けて26600円から下落。陰線を形成。
2023年1月4日<<日経平均株価日報>>
概要~5分足。ギャップダウン。25700が下値か。
2023年1月4日、大発会の日経平均株価です。
昨年末、何とか維持していた26000円ラインを寄り付きから割り込んでの開始となりました。
大納会の終値で26000円をギリギリ保っていましたが、そこからマイナス259円での寄り付きです。
26000円ライン、25900円ラインも一気に抜けて、25834円で開始しています。
寄り付き後、前場は2度のアップダウンで推移するも、始値を超えられず終わっています。
後場から値動きを抑えつつ、25700円付近で推移しました。
終値は、前年末比-377円の25716.86円で推移しています。
移動平均線は、5分足310本線は下降を継続、62本線は30日に上昇していましたが、本日は下降する一日となっています。
終値付近で、下降してきた62本線に接近し、抑えられて下降する場面も発生しました。
明日の寄り付きのギャップダウンを示唆する推移となっています。
5分足の指標。ザラ場は乖離を拡大。サイコロジカルラインは下降。
5分足の指標です。
サイコロジカルラインは、昨年末に5分足24本線が最低水準の30%に至っています。
本日は、62本線も下降してきており、こちらも最低水準の40%付近に至っており、こちらもここ2ヵ月で最低水準となっています。
下がり気味の雰囲気が漂ってきました。
ストキャスティクスは寄り付きでは20%を割り込んでいましたが、そこから上昇。
一時70%まで迫っていますが、後場後半の下落でデッドクロスか30%付近まで下降しました。
ザラ場線は昨年末に縮めていた3+線と3+300線の乖離が、本日再度開いています。
3+線が大幅切り下げとなり、傾きを緩めていた3+300線も下降を維持しています。
こちらの指標では依然下降トレンド継続です。
日足。ギャップダウン陰線形成。長期では底値付近。
日足は、昨年12月30日の足からギャップダウンし、陰線を形成しています。
5日線からも下方向に乖離して一つ抜けた足となりました。
移動平均線は上から50日線、20日線、5日線と並び、すべて下降中で推移しています。
中長期で見ると、現在の水準が昨年6/20、10/3の下値と並んだ位置にあります。
上値を28500円~29000円付近と想定したボックス相場の下値の位置にあり、ここからの反発が期待できます。
ただし、直近2回の下値では大陰陽線が発生しているので、本日が転換日との判断は難しいところです。
下髭を伸ばした大陰陽線でも発生するとわかりやすいのですが……。
ボックス相場の下値を25500付近と想定するともう少し値幅があります。
25500円ラインを抜けると、下値では22年3月9日の24700円付近と、またもう一段下落の水準となります。
日足の指標。ボリンジャー-σ3に迫る。
日足の指標です。
まず、サイコロジカルラインは横ばい推移です。
ストキャスティクスは%Dが20%を下回っています。
直近下値の10/3付近での下落を超えた下降を見せています。
ボリンジャーバンドは、ロウソク足が-σ3ラインに迫っています。
一目均衡表は基準線が雲を下抜けしました。
転換線は上述のボックス相場では最低水準まで下降しています。
尚、この日報で使用しているザラ場線について、その計算式やチャート、判断方法などの記事をアップしています。
「ザラ場線の計算式とチャート。トレンドとその転換の把握に有効。」