陰線のほぼ十字線。ボックス相場低域も反発サイン乏しい。
2023年1月16日<<日経平均株価日報>>
概要~5分足。前場は上下、後場は横ばい推移。
2023年1月16日月曜日の日経平均株価です。
寄り付きは、前日比282.85円マイナスの25836.67円で寄り付きました。
先週金曜日、ザラ場で下降したものの26100円をキープして終了していましたが、26000を割り込んで始まっています。
下げ幅も300円に迫る勢いでギャップを伴っての下落です。
寄り付き後、前場の早い時間帯に本日の安値と高値を付けるような上下を繰り返しています。
下値は25750円付近、上値は25940円付近と200円ほどの上下です。
午後になり、後場からは25800円を挟んだ展開です。
前場ほど大きな上下はなく、比較的落ち着いた値動きとなりました。
先週金曜日の大きな下降で5分足62本移動平均線と同310本線はデッドクロスを見せていました。
本日はデッドクロス後の相場ですが、62本線はそのまま下降しています。
310本線も本日後場から暗転を見せ、下向きの推移となりました。
5分足の指標。ザラ場線ロウソク足下抜け、サイコロジカルは上昇。
5分足の指標です。
まず、サイコロジカルラインは後場に向け上昇しています。
24本線は60%付近まで上げており、比較的高域の位置にあります。
次に、ストキャスティクスです。
こちらは、寄り付きの下落で一時10%まで下げていました。
その後は低域で上下の後上昇し、%Dが60%まで上げています。
最後に、ザラ場線についてです。
ザラ場線は先週トレンド転換を迎えたものの、金曜日の下落で3+線が下降。
本日は、3+線も切り下げで、ロウソク足が3+300線を下回っています。
3+300線自体は上昇中で、3+線も3+300線より上を維持していますが乖離は縮めています。
日足。ギャップダウンで十字線を形成。
日足は先週金曜日の陰線からギャップダウンして、下方にほぼ十字線の陰線を形成しています。
直近下値の1/4に安値付近に下髭を伸ばしています。
ちなみに、この目先の下値である1/4安値を下回ると、年初来安値です。
陰線は本日で3本目の赤三兵となっています。
下げたところでの十字線ですので、ここからの反発に期待したいところです。
ただ、目先の下値が近いことと、十字線であること以外に大きな反発材料が見当たりません。
目先の安値が、大きなボックス相場の下値と一致しているため、支持線としては強いラインです。
しかし、これまでの当該ラインでの反発は、ある程度一気に反発してきましたが、今回は期間の短い最接近を見せています。
これまでのボックス低域での反発とは少し値動きが鈍いと感じています。
日足の指標。サイコロジカルは上げ過ぎ、ストキャスは反落。
日足の指標です。
まず、サイコロジカルラインは日足の15本線が上昇しての横ばい推移です。
先週金曜日に60%に至り、そこで横ばい推移を見せています。
この水準は昨年8月以来の水準で、上がりすぎと判断せざるを得ません。
次に、ストキャスティクスについてです。
こちらは、年明けの低域ゴールデンクロスから50%を目前にして、%Dが反落を示しています。
まだ、S%Dとのデッドクロスまでは至っていませんが、下向きを示すサインとなりました。
続いて、ボリンジャーバンドです。
ボリンジャーバンドは-σ1ラインから-σ2ラインに向かう動きです。
-σ2ラインが下降中ですので、数日前なら-σ2ラインの水準でしたが、本日時点ではまだ乖離を残しています。
最後に、一目均衡表について。
こちらは、基準線も転換線も横ばいではあるものの、ラインは下降中です。
ロウソク足も転換線を下回っており、指標としては下向きを示しています。
反発の兆しも見当たらない状況です。
尚、この日報で使用しているザラ場線について、その計算式やチャート、判断方法などの記事をアップしています。
「ザラ場線の計算式とチャート。トレンドとその転換の把握に有効。」