2025年8月28日の日経平均株価は42,828円と反発して引けた。
日足平均足は陽線転換を示し、直近の下落基調から持ち直しの兆しを見せている。
週足は依然として強気を維持しており、中期的な上昇トレンドに変化はない。
ここでは平均足を基にしたテクニカル分析と、最新の経済環境を踏まえたファンダメンタル要因、さらに業種別の動向を交え、今後の株価予測と注目すべき転換点を解説する。
日足と週足の平均足分析
8月28日の終値は42,828円。
日足平均足では始値42,566円、終値42,566円超えの陽線を形成した。
これは前日までの陰線基調からの反発を示唆しており、短期的には上昇の可能性を高めている。
移動平均線の位置関係を見ると、5日線42,636円を上抜け、20日線(42,217円)もサポートとして機能している。
週足平均足では始値42,423円、終値42,786円となり、陽線基調が維持されている。
週足高値は43,201円で、直近高値43,876円を意識した展開が続く。

フィボナッチ分析と注目水準
直近スイング高値43,876円と安値39,851円を基準とすると、主要なフィボナッチ水準は以下の通りである。
- 23.6%:42,926円
- 38.2%:42,338円
- 50.0%:41,863円
- 61.8%:41,388円
現在の株価42,828円は、23.6%水準42,926円に迫っている。
この水準を明確に突破できれば、再び43,000円台後半を試す展開が期待される。
一方で38.2%水準42,338円を割り込むと、再度下落基調に戻る可能性もある。

移動平均線からみるトレンド
短期の5日線は42,636円と上向きに転じており、上昇基調をサポートしている。
中期の20日線は42,217円で堅調に推移し、押し目買いの目安として意識されやすい。
長期の60日線は40,329円にあり、依然として相場の下支えとなっている。
これらの移動平均線の位置関係からは、短期的な調整を挟みつつも上昇トレンドが維持されていることが確認できる。

ファンダメンタル環境
世界的な金融市場は米FRBの利下げ観測を織り込みつつあり、ドル安・円高の進行が日本株の上値を抑える一方で、投資資金の株式市場流入を促している。
国内では半導体関連を中心に輸出企業の業績改善が続き、内需では観光・サービス業がインバウンド需要を背景に堅調である。
加えて、日本銀行の金融政策が緩和姿勢を維持している点も株価の下支え材料となっている。
業種別の現況と見通し
ハイテク・半導体:AI需要と世界的な設備投資の加速により堅調。短期的な調整があっても基調は強気。
自動車:円高進行が逆風だが、米国市場の販売回復に支えられて安定。EV関連の動向が今後の焦点。
金融:長期金利の上昇を背景にメガバンク株は底堅い。利鞘改善が期待され、バリュー株としての需要も継続。
消費関連:観光再開と訪日客増加が収益を押し上げており、百貨店・小売業も堅調に推移。
今後の展望と転換点
目先の焦点はフィボナッチ23.6%ライン(42,926円)の突破である。
これを明確に超えると、次の目標は43,200円超となり、高値更新を狙う動きに発展し得る。
一方で42,338円を割り込んだ場合には41,800円台までの調整が想定される。
中期的には週足の陽線が示す通り強気相場が継続しており、調整局面は押し目買いの好機と考えられる。
(外部リンク)Google finance(グーグルファイナンス)日経平均株価