2025年9月9日、日経平均は43,459.29円(-184.52)で反落。
寄り付き直後に44,185.73円まで買われたが、引けは上髭の長い陰線で着地した。
直近高値43,876円を陽線で突破できず、短期的な反落リスクが再点灯した格好だ。
一方で平均足(日足)は陽線を維持し、週足も陽線基調。
節目の見極めが重要な局面である。
市況総括(実体ローソク足の示唆)
当日の実値は始値43,907.55円・高値44,185.73円・安値43,452.74円・終値43,459.29円。
寄り高から上値を伸ばした後に押し戻され、上髭の長い陰線を形成。
理想的にはこのまま上抜けするなら直近高値を陽線で突破したかったが、それが叶わず、短期の熱気後退と戻り売り圧力を印象づける足型となった。

平均足の評価(短期の強さは残るが上値に影)
- 日足平均足:HA始値=43,102、HA終値=43,751、高値=44,186、安値=43,453で陽線。モメンタムは残るが、上髭が伸びており、上値の重さも同時に示唆。
- 週足平均足(進行週):HA始値=42,600、HA終値=43,610、高値=44,186、安値=43,344の陽線基調。中期の上向き骨格は維持されている。

フィボナッチ分析(直近スイング:高値43,876円/安値39,851円)
主要水準は23.6%=42,926円、38.2%=42,338円、50.0%=41,864円、61.8%=41,389円、78.6%=40,712円。
終値43,459円は23.6%上にあり、中期の上目線は保てる。
一方、43,800円台~43,876円のレジスタンス帯が依然として厚く、42,926円を維持できるかが押し目の強弱分岐となる。
移動平均線とグランビルの法則
移動平均は5日線=42,928円、20日線=42,855円、60日線=40,965円。
- 5日線が20日線を上抜け、短期のゴールデンクロスが点灯。両線とも上向きで、トレンドの素地は良好だ。
- グランビルの法則で見ると、上向きMA(特に5日線)への浅い押し目は買いが入りやすい局面。ただし本日の上髭陰線は「勢い鈍化」のサインでもあり、直近では5日線~23.6%(42,926円)の帯での攻防が本格調整の回避可否を占う。

ファンダメンタル概況(要点)
海外は米金利の低下観測(利下げ思惑)がグロースや高PER銘柄を下支え。
一方、為替の振れは自動車など外需の採算に影響する。
国内は政局の不確実性(首相辞任表明に伴う総裁選観測)と長期金利のボラティリティが投資家心理を揺らす要因。
イベント前(米インフレ指標・FOMC)で短期のヘッジが入りやすく、高値圏では利食いが出やすい。
セクター動向と見通し
半導体・電子部品は世界的なAI投資が持続し、基本は押し目待ちのスタンス。
自動車は為替の円高局面が逆風となるが、外需の底堅さと政策期待で相対強さを維持。
銀行は長い金利の上下に敏感で、政局×日銀シグナルに連動しやすい。
内需・小売・観光は需要回復が続き、指数の押し目局面で循環物色が入りやすい。
売買戦略とレンジ想定
まずは43,800円台~43,876円の天井圏の手前で跳ね返された事実を重視したい。
23.6%(42,926円)の上で粘れるなら、再度43,800円台→43,876円トライが見込める。
反対に23.6%を明確に割り込む場合は、38.2%(42,338円)→50.0%(41,864円)の順に押し目候補を探る。
クロス改善が出たばかりで、5日線近辺(42,900円台)は短期の見極めどころだ。

まとめ(ポイント要約)
- 寄り高からの上髭陰線で43,459円引け。陽線での高値更新に失敗し、短期反落リスクが点灯。
- 平均足は日足・週足とも陽線基調だが、日足は上髭で上値重さも示唆。
- 5日線>20日線のゴールデンクロス発生。上向きMAへの軽い押しは買いが入りやすい。
- 23.6%=42,926円の維持が分岐。割れれば42,338円→41,864円を順に試す公算。
- マクロは利下げ思惑と政局不確実性の綱引き。イベント前で利食いが出やすい点に留意。
(外部リンク)Google finance(グーグルファイナンス)日経平均株価