日経平均の現況と平均足から見る相場
8月26日の日経平均株価は終値42,394.40円となり、前日の42,807円からさらに下落した。
日足平均足は始値42,853円・終値42,464円で、陰線の実体を伴った形となり、下落トレンドが強まっている。
直近の5日移動平均線は42,667円で上値を抑えており、短期的には戻り売り圧力が優勢であることを示す。
一方、20日線(42,016円)や60日線(40,156円)は依然として上向きで、中長期の基調は崩れていない。

週足平均足では始値42,424円・終値42,678円で推移し、今週に入ってからの下落を吸収しながらも、ローソク足はまだ陽転を維持している。
これにより、短期の軟調地合いと中期の強気基調が拮抗している状況といえる。

フィボナッチ分析から見た価格帯
直近スイングの高値43,876円、安値39,851円を基準にすると、23.6%水準は42,926円、38.2%は42,338円、50%は41,864円、61.8%は41,389円となる。
今回の終値42,394円は、ちょうど38.2%の節目付近で踏みとどまった格好だ。
ここを維持できるかが今後の展開の分岐点となり、下抜ければ41,800円台までの調整リスクが意識される。
逆に、23.6%水準の42,926円を上抜ければ、再び43,000円台の回復が見えてくる。

経済環境とファンダメンタル要因
世界経済のファンダメンタル要因では、米国のインフレ鈍化が一服し、FRBの利下げ観測が後退している点が投資家心理を冷やしている。
米長期金利の高止まりがハイテク株の重荷となり、日本市場でも半導体関連に売りが波及している。
為替市場では円安が一服しており、輸出関連株の追い風は弱まった。
一方で、国内の設備投資やインバウンド消費の底堅さが支えとなっており、全面的な弱気には至っていない。
業種別の動向と展望
業種別では、半導体や電子部品などハイテク分野に調整が入り、相場全体を押し下げている。
素材株も中国需要の減速を背景に冴えない展開が続く。
一方で、銀行株や保険株などの金融セクターは金利高環境の恩恵を受けて底堅い。
ディフェンシブな電力・ガス株、食品株も買い支えとして機能しており、資金のシフトが鮮明だ。
今後はセクターごとの強弱がより鮮明になり、相場全体は横ばい圏での推移が想定される。
今後の展望と転換点
短期的には42,338円(38.2%水準)を守れるかが焦点であり、割り込めば41,864円の50%押しが次のターゲットとなる。
週足が強気を維持している限り、中期的には再び43,000円台の回復余地が残されているが、米金利や為替の動向次第では調整幅が拡大する可能性もある。
目先は42,300円付近での攻防が続き、ここが今週の大きな転換点となるだろう。

(外部リンク)Google finance(グーグルファイナンス)日経平均株価