2025年8月27日の日経平均株価は42,520円で引けた。
日足平均足は陰線基調を示す一方で、週足は依然として強気を維持している。
移動平均線との位置関係やフィボナッチ水準からは、短期的な調整リスクと中期的な上昇トレンドが同居する局面だ。
ここではテクニカル分析と最新の経済環境を踏まえ、今後の株価推移と注目すべき価格帯を探っていく。
日足と週足の平均足から見る相場
8月27日の終値は42,520円。
日足平均足は始値42,658円、終値42,473円で陰線となり、直近の戻り高値を超える勢いは見られない。
直近5日線(42,593円)をやや下回っており、短期的には上値の重さが意識される。

一方、週足の平均足では始値42,423円、終値42,709円と陽線を維持しており、強気基調は継続中である。
週足高値は43,201円で、直近高値43,876円を視野に入れた上昇余地も残されている。
フィボナッチ水準と注目価格帯
直近の高値43,876円と安値39,851円を基準としたフィボナッチ分析では、以下の水準が導かれる。
- 23.6%:42,926円
- 38.2%:42,338円
- 50.0%:41,863円
- 61.8%:41,388円
現在の株価は42,520円で、38.2%水準42,338円の直上に位置する。
ここ数日既報の通り、ここを維持できるかが短期的な焦点であり、割り込むと50%ラインの41,863円までの調整も想定される。
一方で23.6%水準42,926円を上抜ければ、再び43,000円台半ばへの回復が視野に入るのも昨日までと同様。

移動平均線との関係
日経平均は5日線42,593円をわずかに下回り、短期的な調整局面を示唆している。
しかし5日線の下向きはやわらぎ横ばい推移に移行しつつある。
ただし20日線(42,108円)が下値を支えており、中期的には依然として上昇トレンドを維持。
さらに60日線(40,240円)は大きく下に位置しており、長期的な基調は強気であることを裏付けている。

ファンダメンタル環境
世界的には米FRBの利下げ観測が高まっており、円高圧力が強まる一方で日本株には追い風となっている。
国内では企業決算が総じて堅調で、特に自動車・ハイテク・金融セクターが収益を牽引している。
半導体需要の回復やAI関連投資が引き続き成長ドライバーである一方、中国経済の減速が不透明要因として残る。
業種別の現況と見通し
- 輸出関連株:為替が円高基調にあるものの、米国・欧州の需要回復で下支え。トヨタ、ソニーなどは堅調。
- 半導体・電子部品:NVIDIAやTSMCの動向に連動しやすく、依然として主力上昇セクター。
- 銀行株:金利動向に左右されやすいが、国内長期金利上昇を背景に底堅さを維持。
- 消費関連:インバウンド需要の拡大が続き、百貨店・旅行関連銘柄に注目。
今後の展望と転換点
短期的には42,338円を維持できるかが試金石で、ここを守れれば43,000円台回復が見込める。
逆に割り込めば41,800円付近までの調整を警戒すべきだ。
週足の強気基調が続く限り、相場全体は中期的に上向きトレンドを維持している。
秋相場に向けては、金融政策の行方と米国株の動向が最大のカギを握るだろう。