2025年9月8日、日経平均は43,643.81円で続伸した。
場中高値は43,838.60円に達し、直近スイング高値43,876円に肉薄する展開である。
日足平均足は陽転、週足も陽線継続と、中期の上向き基調を裏付ける形だ。
フィボナッチ23.6%(42,926円)の上を維持し、次の焦点は43,800円台の売り帯の突破か。

テクニカル分析(平均足・レンジ認識)
当日の実値は「始値43,451円・高値43,839円・安値43,344円・終値43,644円」。
日足平均足はHA始値:42,636円・HA終値:43,569円・高値:43,839円・安値:43,344円で明確な陽線。
戻り局面の継続を示唆する。
週足もHA始値:42,600円・HA終値:43,569円で陽線を維持しており、押し目は浅くなりやすい地合いだ。

フィボナッチ(基準:高値43,876円/安値39,851円)
主要水準は23.6%=42,926円、38.2%=42,338円、50.0%=41,864円、61.8%=41,389円。
終値は23.6%を明確に上回り、上位サポートとして機能しつつある。
上値は43,800円台~43,876円の重いゾーン。
これを抜ければ高値更新のモメンタムが走りやすい。

移動平均線のクロスとグランビルの視点
移動平均は5日線=42,698円、20日線=42,818円、60日線=40,871円。
株価は5日・20日線の上で推移しており、短中期の強気配置。
5日線は上向き、20日線も持ち直し基調で、両線の乖離が縮小している。
グランビルの法則でいえば、
- 「上向きMA(特に5日線)への浅い押し目は買いが入りやすい」状況、
- 「MAを下から上へ抜けた後の上方推移を維持」しており、
買いシグナル継続のパターンに合致する。
短期は43,200円近辺までの押しで強弱を測り、23.6%(42,926円)維持なら上値追い継続の公算が大きい。

ファンダメンタル概況
9月7日夜、石破茂首相が辞任を表明。
与党総裁選は10月上旬実施の公算で、当面は石破首相が職務を継続する見通しだ。
政局不確実性は残るものの、「新政権での経済対策期待」→株高・円安という初動が優勢となり、週明けの東京市場は上昇スタートから高値43,838円、結局625円高の43,643円で大引けとなった。
為替は政治不透明感を背景に円が軟化し、外需株の追い風となった一方、国内債は「政策修正観測」との綱引きで引き続き神経質だ。短期的には期待先行のリスクオンが続きやすいが、総裁選の顔ぶれと政策色(財政出動・成長投資・金利観)が見えるにつれ、株高/金利/為替のトレードオフが意識されやすい局面へ移るだろう。
加えて、海外では米金融政策の緩和期待が根強く、金利低下観測がグロース・高PER株の下支え要因となる一方、為替の振れが輸出主力の採算に与える影響は引き続きの注目点である。
業種別の現況と見通し
半導体・電子部品はAI投資継続の追い風で基調強い。
指数が高値圏でも押し目は拾われやすい。
自動車は為替の円高気味が逆風となる局面があるが、海外需要の底堅さが下支え。
銀行は金利動向に敏感でボラが高いが、ターム構造の持ち直し局面では相対的に強い。
内需・小売・観光は回復基調が続き、イベント季節要因も追い風。
いずれも指数の節目通過時に物色が波及しやすい。
売買シナリオ
当面の主戦場は43,800円台~43,876円。
ここを明確に上抜けると、出来高を伴った高値更新→上方オーバーシュートが見込まれる。
押し目は43,200円前後と42,926円(23.6%)の二段で評価。
23.6%を割り込んだ場合は42,338円(38.2%)→41,864円(50%)の順に反発力を検証する。
まとめ(ポイント整理)
- 43,643円で続伸、戻り高値43,876円にあと一歩。
- 日足平均足が陽転、週足も陽線で中期上向きの骨格は維持。
- 23.6%=42,926円を上に維持、上値焦点は43,800円台~43,876円の突破可否。
- 5日線上向き・20日線持ち直し、短期クロス改善が間近。
- シナリオは「上抜けなら高値更新」「23.6%割れなら38.2%までの調整」を基本軸に。
- ファンダメンタルズでの米金利政策、国内では総裁選などに注視。