陰線上髭の長いほぼ鍋蓋の十字線。5日線維持できるか。2023年1月10日


2023年1月10日



陰線上髭の長いほぼ鍋蓋の十字線。5日線維持できるか。

2023年1月10日<<日経平均株価日報>>

 

 

概要~5分足。ギャップアップも上昇継続せず。

1月10日の日経平均株価は、前日比202円プラスで寄り付きました。

寄り付きから26000円を回復、寄り付き直後も100円超の上昇を見せています。

ただし、26300円を超えたところで上げ止まり、そこから反落。

前場のうちに一時始値まで戻す展開となりました。

後場からは、開始直後に本日安値である26132円を付け、大きな反転もなく推移しています。

終値は、前日比201円プラスの26175.56円です。

始値と終値の差が1円しかなく、ザラ場では一度上昇を見せているので、売り戻された一日でした。

230110_5m(mmm)(2)

230110_5m(mmm)(2)

移動平均線は、寄り付きから310本MAを62本MAが上抜けしゴールデンクロスとなりました。

310本線も上昇に転じていますが、引けではロウソク足が62本線を割り込んでいます。

230110_5m(mmm)(5)

230110_5m(mmm)(5)

 

5分足の指標。ザラ場線3+線は切上げ、3+300線は下降中。

5分足の指標です。

まず、サイコロジカルラインは3営業日前の低域から反転し、50%を挟んだ推移を見せています。

230110_5m(PLg)(5)

230110_5m(PLg)(5)

 

次に、ストキャスティクスは寄り付きからも80%付近でデッドクロスです。

後場には30%まで下げていますが、引けではゴールデンクロス後の上昇局面です。

230110_5m(sto)(5)

230110_5m(sto)(5)

 

続いて、ザラ場線は3+線は切上げ。3+線の切上げは12月15日以来でしょうか。

3+300線は下降を継続中でトレンドは下向きですが、ロウソク足は3+300線を抜けており、転換間近と思われます。

230110_5m(zbm)(20)

230110_5m(zbm)(20)

 

日足。上髭の長い十字線を形成。5日線は突破も星で反落か?

日足は、先週金曜日の陽線よりギャップアップして、上髭の長い陰線の十字線を形成しています。

下髭は気持ち程度出ているだけで、ほぼ鍋蓋線の足です。

ギャップアップしての出現は、上値の重さと反落を示しており、嫌な足となりました。

ロウソク足は5日線を突破しており、5日線自体も上向きに好転しています。

5日線で下値をどれくらい支持できるかがネックでしょうか。

230110_DAY(mmm)(15)

230110_DAY(mmm)(15)

 

下値は26000円ラインと5日線、上値は26500円ラインと12/27高値、下降してくる20日線です。

先週金曜日と本日に200円ほどの窓を空けています。

その窓を埋めても26000円や5日線ラインを維持できれば以降の上向きが期待できます。

そこまで下降しなくても、本日高値を突破してくると、目先の26500円ラインとの攻防と言ったところです。

個人的には、窓埋め後上昇して20日線で反落のシナリオを予定しています。

窓埋めから5日線割れならば1/4の安値割れから25500円ラインが下値の水準になります。

230110_DAY(mmm)(150)

230110_DAY(mmm)(150)

 

日足の指標。先週木曜の下げ止まり~上昇サインが実現。

日足の指標です。

まずサイコロジカルラインは、先週までの15本線の40%での横ばいから反転。ラインを上げています。

230110_DAY(PLg)(150)

230110_DAY(PLg)(150)

 

続いて、ストキャスティクスは低域でのゴールデンクロスが発生しました。

230110_DAY(sto)(150)

230110_DAY(sto)(150)

 

ボリンジャーバンドは-σ2ラインを突破。

230110_DAY(bba)(150)

230110_DAY(bba)(150)

 

最後に、一目均衡表は転換線の上にロウソク足が出てきました。

230110_DAY(1mo)(150)

230110_DAY(1mo)(150)

 

先週木曜日には、サイコロジカルラインの下がりすぎ指標、ストキャスの低域での反転、ボリンジャーの-σ3との絡み、一目均衡表の転換・基準線の下降から横ばいへの変化を提示していました。

それらのサインは下げ止まりと反転上昇の兆しでしたが。

そこから金曜日の陽線形成、本日の5日線上抜けと、サインを実現させる展開となりました。

5日線は突破しているものの、鍋蓋に近い陰線です。

下降の場合は、下げ幅がギャップ埋めにとどまるか、もう一段下に向かうか、判断が難しそうです。

 

 

 

 

尚、この日報で使用しているザラ場線について、その計算式やチャート、判断方法などの記事をアップしています。

ザラ場線の計算式とチャート。トレンドとその転換の把握に有効。

 

カテゴリー:N225日報へ